筋力が弱いから痛くなるわけでもないし、筋力が上がれば痛くなくなることもない

一般的に、腰が痛くなるのは腹筋が弱いから、膝が痛くなるのは脚(太もも)の筋力が弱いからと言われ、腹筋や太ももの筋肉を鍛えることが痛みの改善策と考えられます。

しかし、ほとんどの場合、筋肉を鍛えても痛みが改善しません。

それは、筋力が弱いことと痛みが起きることとは直接関係がないからです。

骨や組織に異常がない首・肩・腰・膝の痛みの原因のほとんどが、からだのバランス(筋肉の緊張度のバランス)が崩れていることです。

ストレートネック、猫背、反り腰、体幹の捻じれ、O脚やX脚、扁平足、外反母趾などのからだの崩れが見られます。

からだのバランスの崩れが原因の痛みを改善する方法は、からだのバランスの崩れを整えること、緊張している筋肉をゆるめて全身の筋肉の緊張度のバランスを50:50に揃える・整えることです。

そのためには、ストレッチングやマッサージではなく、からだを動かすこと(筋肉の緊張度のバランスが50:50の状態で)です。

バランスの取れた状態で動かせば筋肉の収縮感や突っ張り感もありません。力みや脱力もありません。関節の曲げ伸ばし感もありません。

あるのは、楽・軽い・気持ち良いという感じしかありません。

実際、そういう運動をすると自然に筋肉の緊張もゆるみ、姿勢の崩れも改善されます。

緊張度のバランス、姿勢の崩れも改善すると痛みもひとりでに改善されてしまっています。

問題の原因を見抜き、きちんと解決する、シンプルですが痛みを改善するうえでも共通した考え方です。