ストレッチングをしても筋肉が柔らかくならない理由とは

首・肩・腰・膝に痛みや問題があるとその部分の筋肉は緊張して硬くなっていることが多い。そして、その緊張がゆるむと痛みが改善されるケースも多い。

その筋肉の緊張をゆるめるために一般的にはストレッチング(筋肉を伸ばす)をする・させることがほとんどですが、筋肉の緊張がゆるまない、筋肉が柔らかくならないというのがほとんどです。

ストレッチングをしても筋肉が柔らかくならない理由は、硬くなった原因から考えるとわかります。

筋肉が硬くなるというのは、

・筋肉が収縮して硬くなっている(拮抗筋が収縮しないで伸ばされたままになっている)

・筋肉が引っ張られて硬くなっている(拮抗筋が収縮したままになっている)
という2つのことが考えられます。

つまり、硬くなった筋肉は主働筋と拮抗筋の関係・バランスが崩れてしまっている状態と言えます。
ストレッチングは収縮した方の筋肉を元の長さに戻す手段、収縮した方だけをターゲットにしているので、伸ばされた方の筋肉はターゲットにはなっていません。
伸ばされた方へのアプローチも必要になります。
しかし、どちらか一方だけにアプローチする方法で全体のバランスはなかなか取れません。
だから、崩れたバランスが元に戻ることができない、筋肉が柔らかくならないのです。

では、硬くなった筋肉を柔らかくするにはどうすればいいのかと言うと、

○収縮した方の筋肉も伸ばされた筋肉も一緒に動かす

ことです。
主働筋と拮抗筋を一緒に動かすことで緊張のバランスが50:50に戻すことができます。

何事も一方だけで全てを整えるというのは難しいです。
全体のバランスを取れば部分のバランスの崩れも直るはずです。
中間位(筋肉の緊張が50:50)で動かせば中間位に戻る、その方が簡単ですし、短時間で済みます。
シンプルに考えるのが一番です。