顔面の緊張が全身のバランスを崩してしまう-耳をゆるめる

ヒトは不快なもの、自然でないものを無意識に受け入れないように身構えて緊張します。

その情報を取り入れる目・鼻・耳・口といった感覚器官が緊張し、からだの芯の部分(頭・横隔膜・骨盤底)が緊張して硬くなります。

からだの芯とは、からだの内臓空間および、その周辺のことです。
内臓空間は、上は喉の上側にある蝶形骨というところから始まり、横隔膜を経由して骨盤底まで続く膜を介して作られています。

からだの芯が硬くなると様々な機能が低下します。
・呼吸が浅くなる
・消化器の働きが低下する
・血行が悪くなる
・頭の働きが悪くなる(神経系への影響によるもの)

からだの芯の緊張の原因は、からだの内外にある情報を受け取るセンサーの緊張なので、それをゆるめることです。

頭の芯である蝶形骨は頭蓋骨のセンターにあり、左右のこめかみへと繋がっています。
こめかみの近くのは耳があります。

“両手で左右の耳の付け根をつまんで、軽く横に引っ張る”だけでからだの芯をゆるめることができます。

蝶形骨は耳以外にも、目・鼻・口とも関係が深いため、耳を引っ張ることで横隔膜までゆるめることもできます。

実際、耳を引っ張りながら呼吸をしてみると、引っ張っている方の鼻呼吸がやりやすく感じます。
片方ずつやった後、両耳を引っ張りながら両方の鼻で呼吸してみると、息を吸ったり吐いたりした時の肋骨やみぞおちがどんどん広がってくることがわかります。