いろいろやってみたが外反母趾が直らないという相談が寄せられることがあります。
実際に見た中では、足の指を手で持って動かして真っ直ぐにしても痛みはないことがほとんでした。
ということは、骨が変形したわけではなく、筋肉の緊張のバランスが崩れて親指が人差し指の方へ大きく傾いてしまったのではないかと想像できます。
個人的に、足趾(足の指)や足部の崩れはその他の部分の崩れの影響が大きいと考えています。
今まで見てきた方の中で、膝痛や股関節痛で悩んでいる人に外反母趾が見られたというケースもありました。
下肢(脚)の不調の人だけではありません。
腰が痛いという人で外反母趾が見られたというケースもありました。
腰の痛みにしても膝、股関節痛にしても根本的に改善には足部・足趾の崩れも直す必要がありました。
外反母趾だとしても基本的には全身の崩れを直す、中間位で立てるように戻す。
これが改善の近道だと感じます。
全身のバランスだけを見ても、
・顔の崩れ(目・鼻・口・耳の歪み)
・首の傾き、捻じれ
・肩甲帯(鎖骨、肩甲骨、上腕骨)のバランスの崩れ
・上肢の捻じれ
・体幹の傾き、捻じれ
・下肢の捻じれ(O脚、X脚、膝が伸びない、反張膝)
・下腿(脛)の捻じれ(ふくらはぎの形の崩れ)
・足部の崩れ(偏平足)
・足趾の崩れ(外反母趾、内反小趾)
といったものを全て直す必要があります。
チェックポイントが多いとたくさんのことをやらないといけないと考える方もいますが、それほどたくさんのことをする必要はありません。
からだは繋がっています。
どこかにアプローチしてもその効果はアプローチしたところだけではなく、全身に波及します。
先にやったものが次にやることの効果を高めてくれます。
1つの例を挙げれば、
⚪︎耳たぶを回す
⚪︎肩を上下させる
⚪︎膝を開閉する(イスに座って)
⚪︎踵を上下させる
これくらいで全身の緊張をゆるめることは可能です。
あとは、
⚪︎イスでのしゃがむ-立つ
⚪︎歩く
といった日常生活動作を中間位で行う
これだけで外反母趾の痛みが軽減・改善されたケースもあります。
中間位でからだを動かしていないことで緊張のバランスが崩れて外反母趾になってしまったので、バランスを整えて適切な動かし方・からだの使い方を身につければ指はその動かし方・使い方に相応しい形なる、そうしかならないと考えます。
