硬くなった筋肉をゆるめるための動かし方-皮膚・筋膜・筋肉を一緒に動かす

一般的には運動でターゲットになる組織は筋肉・骨とされます。

しかし、からだは全身を覆っている表面の層に皮膚があり、その下には筋膜があり、その下に筋肉、その下の層に骨があります。

筋肉が動くから骨が動き、からだが動くのですが、その筋肉・骨を動かすには、上の層にある皮膚・筋膜も動かなくてはいけません。

実際、からだが硬い、姿勢が崩れている(猫背・反り腰・O脚・X脚など)という人を見てみると、皮膚が突っ張っているところ・弛んでしまっているところが見られます。

そのアンバランスによってからだの動きが制限されたり、からだのバランスの崩れ、捻じれや傾きといった崩れ・変形を招いています。

からだを自由に動かしたり、動いた後に元に戻すためには、筋肉だけでなく皮膚・筋膜の復元力が必要になります。

からだを整える上でも、この復元力はとても重要です。

復元力を取り戻すには皮膚や筋膜を刺激し、活性化させることですが、その刺激は、皮膚を撫でる・擦る・上下や横に動かす・揺らすなどがあります。

いろんな刺激の方法がありますが、共通していることは、優しく刺激することです。

動かしてゆるめる時には、まず温めることです。そうすることによって動きやすい環境が作られます。

皮膚・筋膜は全身を1枚もので覆っていますので、腕や脚などを動かすことで全身にその影響は波及します。

どこを動かすなどは難しく考える必要はありません。

腕の曲げ伸ばし、脚の曲げ伸ばしでも体幹の皮膚・筋膜も動かされます。

動かす時のイメージは縮めるのではなく、伸ばす、服にアイロンがけをしてシワを伸ばして整えていくようにするのが良いと考えます。

動かす時には、気持ち良く、“快”で動かすことです。皮膚が伸びる→戻ろうとするという動きを感じながらやってみると始めはほとんど動きが感じられなくても、徐々に動きが広がってくる、腕→体幹→脚→足部→足趾のようにどんどん皮膚が動いてくるような感覚が出てきます。

面白い発想ですが、こういった動かしでもからだをゆるめる・整えることはできます。