きちんと二本脚で立つ、自然に立つことができなければ、イスに座ったり立ちあがったり、歩いたりしても違和感や痛みが起きてしまう可能性があります。
一般的に上半身の重さは骨盤で受け、そこから左右の脚に50%ずつ分散されます。その50%の重みは股関節・膝・足関節で受けます。そしてその重みを左右の足裏で受けると考えられます。
きちんと立てない・自然に立てないのは、足部・足趾(足の指)が崩れていることも考えられます。一番多いのが扁平足のような足のアーチの崩れです。
そういった人は立った時につま先が真っ直ぐ前ではなく、内や外を向き過ぎています。そのようになると足の内側のアーチが落ちてしまいます。しかもアーチの低下は両方ではなく、どちらか片方に見られることが多い印象です。
そうすると左右のバランスが崩れてしまい、不安定な支持状態になってしまうために、その上にある足首・膝・股関節に捻じれなどの崩れが起きてしまいます。そのような状態で動いていると骨盤も不安定になり、その上にある脊柱にも影響が及び、腰痛が起きる可能性も高くなってしまいます。
足だけでなく、頭部にも問題があることが多く見られます。下肢(脚)の支えがしっかりしていても、頭が左右に傾いたり・捻じれていると重心が狂ってしまいます。
足元の崩れを直す1つの考え方としては、きちんと立つ・自然に立てる状態に戻すことです。それには“からだをゆるめる”ことです。全身の筋肉の緊張のバランスが整えば、からだのどこかに緊張を感じることのない、自然な立ち方ができるはずです。
安定したポジションを習得するためには、その立った状態から足首の力を抜くことを繰り返します。足首の力を抜けば、自然に膝・股関節もゆるんで、重力を受けたからだは真下に落ちる・沈むはずです。次に沈んだら、足裏で軽く地面を押すとからだは跳ねるように元の位置に戻ります。それが連続で気持ち良く行えるようになれば、からだの中で気持ち良いリズムを感じることができ、快感を覚えます。
こういった動きは、からだの一部ではなく、全身を連動させたり、一緒に使ったりすることができるようになります。
リラックスして無意識に動けることが理想です。それによって日常生活においてもスポーツにおいてもハイパフォーマンスを発揮できるようになり、無駄なエネルギーを使わないので疲労も感じなくなる、どこか一部だけにストレスが集中することもなくなってケガをしなくなる・予防にも繋がってきます。痛みに関しても問題が解決できる可能性も出てきます。
それは自然な状態に戻るからです。そのためにも、まず二本脚できちんと立てるようにする、足元を見直すことが大切になってきます。
