安定した姿勢を取るためには

安定した姿勢を取りたいためにからだを緊張させている人が多いですが、ポイントになるのはからだの重心をどこに置くかです。

立っている場合、二本の脚で立つことになります。本来、二本の脚で直立するのは難しいことです。重いからだを二本の脚・足で支えるのは、バランス能力であり重心調整の能力です。

立っていて疲れたり、立っていると姿勢を崩してしまう人、また立てない人などは、重心の位置が違うことが考えられます。
自然に立てない、姿勢が悪くなってしまうというのは、重心がズレてしまっていると考えられます。
筋肉に問題がなくてもからだの重心が違っているときちんと立てません。
からだが傾いたり捻じれた姿勢をしていると、その崩れた姿勢で重心を保持していることになりますから、当然長く立ち続けることはできませんし、首・肩・腰・股関節・膝などにストレスが蓄積してしまいます。

脚がきちんと伸ばせない、猫背や反り腰のように体幹が傾いたりしているということは、からだの重心を元の位置に戻せば脚も伸びるようになるし、体幹の傾きも戻るはずです。
骨や関節が変形してしまっているなどは仕方ありませんが、そういったことがない場合で姿勢が崩れてどこかに痛みが起きているなら、からだのバランスが崩れて重心の位置がズレてしまっていることにあると考えられます。
からだのバランスが崩れることで余分なストレスが蓄積し、痛みを発生させていると考えられます。

重心が適切にとれているということは、一番上に重い頭(5〜6kg)が乗っていて、それをS字に湾曲した脊柱が支えている。それを骨盤が根元で受け、その骨盤を二本の脚が支え、その先には3つのアーチで支えた二本の足で支えられています。

このような複雑な構造をしたからだをバランスよく動かすには全身を整えることです。重心がどこにあり、それでからだはどのように崩れているのか、それがわかればどのようにアプローチすれば重心が適切な位置に戻り、痛みを発生させているストレスを解消することができます。

そしてストレスを受けているのは皮膚・筋膜・筋肉が主になります。
皮膚・筋膜・筋肉が普通の状態に戻れば、その下にある関節も自然に動くようになります。
皮膚・筋膜・筋肉が自然に動くようになれば、からだの重心も適切な位置に収まると考えられます。