筋力を高める-走る・投げる動作で考えてみる

走る・投げる動作において、下肢の動きは股関節の伸展から膝関節・足関節の伸展へと繋がります。

すなわち、体幹や股関節で大きな力を出して、それを末端の足に伝えるということです。

したがって、キック・地面を押す時は足を意識するのではなく、股関節や体幹で力を発揮するイメージになり、膝や足首の力は抜いておきます。

そうすると、力は体幹から四肢の末端にスムーズに伝達されます。

投げる動作では上肢(腕)の動きになるので、下肢で生み出された力を体幹から上肢に伝達します。それができると全身を使った動作になり、できなければ手投げになってしまいます。

下肢の動作で運動エネルギーを作り出し、体幹→肩→肘→手首→手の指の順に使います。

大事なことは末端を意識し過ぎないことです。末端を意識して動かすとスムーズに欠けてしまいます。

伝達することを意識し、意識する瞬間があるだけです。それによって力みが取り除かれます。そのことがリリースの瞬間に最も大きな力を伝えることができるのです。

トレーニングで大切なことは、この伝達プロセスを習得することです。それによって、そのように力を発揮する神経回路ができあがります。

筋力トレーニングは神経系のトレーニングでもあります。高負荷に挑む前に、この神経回路を作りあげることです。そのような神経回路を作るためのトレーニングとして、ハングクリーンやクリーン&プレス、ジャークなどがあります。