感想 「1週間毎日ストレッチしても全然柔らかくならなかった筋肉が1時間で柔らかくなるなんて」

今回はトレーニング受講者から感想をいただきました。
ゴルフをされている方です。
コーチからドライバーの飛距離を伸ばす、スイングのパワーを高めるためにお尻の筋肉の柔軟性が重要だということで毎日お風呂上りにお尻の筋肉のストレッチング(下図)をするようにアドバイスされたそうです。

ところが毎日やっているのに全然柔らかくならない、それどころかストレッチングのポーズをとるのが辛い(上に乗せる方の膝が下げられない)、無理に伸ばそうとすると痛いということでお尻の筋肉を柔らかくしたいと相談されました。
結果から言うと、からだを整えるとお尻の筋肉の緊張もゆるんでしまいました。

「コーチに言われてから1週間毎日辛さや痛みも我慢しながらストレッチしても全然柔らかくならなかったのにたった1時間で柔らかくなるなんてビックリです。
しかもスイング動作もトレーニング前よりスムーズに振れるような感じもありました。
トレーニングの翌日、練習に行きましたがスイングも余計なことを考えずに打つことができると今までよりも楽に飛距離も出ました。」

筋肉は本来、弾力があり柔らかい組織です。
普通に動かせば筋肉を動かすエネルギーが切れる限界までやらない限りは硬くなることもありません。
それがちょっとスイングしただけで硬くなるのというのは硬くなるように使っている、スイング動作に原因があります。

実際、その方の立ち姿勢を見ても、
・体幹が傾き(猫背、反り腰)、捻じれている
・腕が捻じれている(肘がきちんと伸ばせない)
・О脚気味
・扁平足
・外反母趾
など全身が捻じれていてゴルフをするたび肩や腕の筋肉が張って毎日湿布を貼っているような状態でした。
そんな崩れたからだでスイング動作してスムーズなスイング動作ができるはずもありませんし、良いパフォーマンスも発揮できないでしょう。

筋肉を使えば硬くなると考える方は多いですが、適切な使い方をすれば全身が整い、筋肉の緊張もゆるんでしまいます。
何度も書いていることですがストレッチングをしても筋肉の緊張はゆるみません。
むしろ余計に緊張させてしまいます。
動かすことが整えること、筋肉の緊張をゆるめることです。