投球フォームの問題-投げる時に腕が遠回りしてしまう

今年から本格的に見ている高校生ピッチャーの2回目のトレーニングを実施しました。

今回は、「投げる時に腕が遠回りしてしまう」ことに困っているとのことでした。

腕が遠回りしてしまう原因は、“腕の捻じれ”でした。

腕の捻じれは腕だけの問題ではなく、全身の問題です。
体幹の捻じれ、下肢(脚)の捻じれが起きます。
バランスの崩れたからだで投げればスムーズな動きで投げることはできません。

腕の本来の状態(中間位)は解剖学的肢位と呼ばれるものです。

ところが、現代では、日常生活で手・手の指ばかりを使って(スマホ・パソコンなど)、腕を動かさない(肩甲骨を動かさない)ことが増えています。

腕を動かさないと肩甲骨が動かない、肩甲骨が動かないと背中の筋肉が固まります。(肩甲骨には多くの筋肉が付いている)

背中が固まると、屈筋(からだを曲げる働きをする筋肉)が優位になり、からだが縮こまります。
腕は内側に向かって捻じれます。胸郭も萎んでしまいます。
いわゆる、巻き肩や猫背の姿勢になってしまいます。

投げる時に腕が遠回りするのは、からだのバランスの崩れが原因でした。

問題を解決するには、“バランスを整える”ことです。

腕の緊張をゆるめて、捻じれを直すだけで腕振りは直りました。

バランスの崩れたからだでいくら投げてもスムーズな流れるような投げ方はできません。

ベースとなるからだを整え、バランスの取れたからだで適切な手順、からだの使い方をすることが良い投球フォームで投げるための大切なことです。