立ち方、歩き方、走り方を良くするための下駄の活用法

楽に立つ感覚を掴むのに“(二本歯の)下駄”を活用するのもお勧めです。

下駄を履いて立てば、からだは真っ直ぐ立って、足の裏全体的で立つ感覚を得ることができます。裸足で立ったり、5本指のシューズを履いたりしても、なかなか感覚は掴めません。

からだを支える二本の足が違和感なく配置できることで、その上にある脛・太もも・骨盤(股関節)にも違和感なく、リラックスした立ち方を掴むことができると思います。

下肢(脚)や腰の痛みや問題がある人に、足元の崩れが見られるケースも多い印象です。そういった人は自分の中で楽に、バランスよく立つ感覚がよくわかっていないと考えられますが、下駄を履くとつま先の向きや足裏の体重のかけ方も自然と良くなり、日頃の自分の感覚とのズレを認識することが容易になります。

立ち方が崩れている人のほとんどは自分の思う立ち方と本来の自然な立ち方との感覚のズレがあることです。からだの問題というよりも脳の問題なので、脳に適切な立つ感覚をインプットすれば自然に立ち方も良くなります。ですから、ほとんどの人が下駄を履くだけで姿勢が良くなります。

下駄は立ち方だけでなく、歩き方・走り方の修正にも役立ちます。下駄を履くと、脚を前に出し過ぎると、二本歯が同時に地面に着けることができません。そのような歩き方をすると、スムーズに前に進めません。二本歯を同時に接地しながら歩くには、足を前に出すのではなく、からだを先に前に移動し、脚がついてくるような感覚にします。足は、すり足のような出し方になります。しかし、つまずくことはありません。楽にスムーズにからだが進んでいきます。

走る時も同じ感覚です。歩くのと違うのは、からだの前への移動距離が長くなることだけです。足や足首、膝、太ももの力を抜いて、からだを前に進めるだけです。キックやつま先で地面を押すような意識も必要ありません。

下駄を履くことで歩く時や走る時の姿勢も自然に良くなります。

からだの使い方を覚える、修正するために大切なことは感覚を掴む・覚えることです。そのためには、からだの各部に適切なポジションを感じさせる・気づかせることです。つまり、自分の内なる感覚に刺激を与えることです。それから実際のパフォーマンスに移ることで、パフォーマンスも良くなると思います。