小走りした後から膝が痛くなった。改善するにはどうすればいい?

今回は膝の痛みの相談。
ちょっと用事があって近所を小走りしたところ、その後から膝が痛くなり脚がきちんと伸ばせなくなってしまった。
病院へ行ったが特に骨などには異常はなかった。
長時間立ったり、歩いたり、イスのしゃがむー立つをすると痛みが出るので困っているとのことでした。

まず立ち方を見てみると、
・首が前に傾き、捻じれもある(首が緊張)
・体幹が傾いている(猫背、反り腰気味)
・体幹が捻じれている(肩、腰が左右で高さが違う)
・肩が上がっている、後ろに引いている(首筋、肩、背中、腰の緊張)
・О脚気味
・扁平足
・外反母趾
・浮腫みがある
・手足の指先が冷たい(血行不良)
・肩こりがある
・呼吸が浅い
といった全身の崩れ、膝の痛み以外のからだの不調がありました。
これだけ全身が崩れてしまっていればスムーズな歩きをすることは難しいはずです。
歩きがスムーズでないということは走ってもスムーズな動きにはならないと予想ができます。

次に歩き方を見てみると、
痛みがある方の脚を前に出して踵から接地するようにして歩いていました。
脚をからだより前に出せば前に出した脚がつっかえ棒のようになりからだが進もうとしてもブレーキをかけてしまいます。
そのつっかえ棒を毎回乗り越えてからだを前に進めていくようになるため、つっかえ棒をしている脚には大きな負担がかかります。
歩き方がそのまま走り方にも出ますので走っても同じように痛みの出た方の脚を前に出してつっかえ棒のように使うはず。
そして一般的には速くすると脚を動かすテンポ(ピッチ)が早くなり脚をちょこちょこ動かすような走り方になる人が多いので今回もおそらく同じような走るだろうと予想しました。

走って膝が痛くなったということは走り方を直さなければいけません。
そのためには歩き方を直す必要があります。
そして歩き方を直すには立ち方を直す必要があります。
つまり、今回の問題を解決するためには立ち方を直す、二本脚でバランス良く立てる状態に戻すということになります。
立ち方が良くなれば歩き方も自然に良くなるはず、歩き方が良くなれば走り方も改善されるはずです。

実際、傾いたり捻じれていた全身を戻して筋肉の緊張をゆるめるときちんと立てるようになりました。
その状態から歩いてみると歩き方も良くなって(腕は自然に前に振り、脚は後ろに運ぶ)、楽に軽く、スムーズに歩けていました。

そこから少しずつ歩くスピードを速くしていき、早歩き→走る(ジョギング)といったように段階的に移動のスピードを上げてみると脚をちょこちょこ前方へ早く出して走る動きが修正されてストライドが広がって見えました。
膝の痛みは全く気にならず、気持ち良く走れている感覚があったようです。
スムーズな走り方なので何度か繰り返しても息が上がるわけでもなく、むしろ太ももの前やふくらはぎといった筋肉は柔らかくなり脚の形を含めた全身のスタイルも良くなったように見えました。