今回は親指の付け根から上肢、首まで痛いという相談。
イベントの準備で紙を綴じるなどの作業で親指を使い過ぎたようで、翌日から肘(親指側)、肩、首まで痛くなったとのこと。
それ以外にも脚が重だるくて立つ-座る動作や歩く動作がしんどい。
まず立った姿を見ると、
・頭が前に倒れて捻じれもある(左右同じように捻れない)
・肩が上がり、後ろに引いている(肩甲骨を寄せている)
・背中が丸い(背中の緊張)
・反り腰(腰の緊張)
・腕が捻じれてきちんと伸ばせない(上腕の緊張)
・手首の動きが硬い
・手が開きにくい、指が伸ばしにくい(指がきちんと伸びていない)
・肩、腰が左右で高さが違う(体幹の捻じれ→首、肩、背中、腰の緊張)
・O脚気味で脚がきちんと伸ばせない
・脛、ふくらはぎの緊張
・足のアーチの低下
・足の指が曲がっている(外反母趾)
・手足の指先が冷たい(血行不良)
・呼吸が浅い
など全身の筋肉が緊張し、バランスが崩れてしまっていてきちんと立てていませんでした。
今回の問題の原因は指を使い過ぎた影響が上肢、腕の付け根の首(頭部)に及び、それが肩甲帯(鎖骨、肩甲骨、上腕骨)のバランスの崩れを招き、体幹が捻じれて傾いてしまい、それを支える下肢、足部・足趾にまで影響が及んだということです。
問題を解決するには全身の緊張をゆるめることです。
⚪︎頭部、首→耳の穴の調整
⚪︎上肢、肩甲帯→肩甲帯の挙上
⚪︎下肢→股関節の屈曲-伸展
⚪︎足部、足趾→足の指を伸ばす
といったことで緊張をゆるめていくと全身が弾力のある柔らかい筋肉になり、傾きや捻じれといった崩れも直ってバランスよく立てるようになりました。
そうすると親指の付け根の痛みも気にならなくなり、肘や肩、首も問題なく動かせるようになりました。
脚の重だるさもなくなり、イスでの座る-立つ、歩くをしても楽に軽くできて疲れを感じることもありませんでした。
全身繋がっている筋肉のどこかが緊張すれば、全身が緊張してしまいます。
そんな状態であればどこかに不調が出ても不思議ではありません。
骨などの組織に異常がないのであれば本来の状態に戻せば痛みも起きないはずです。
