椎間板ヘルニアで腰が痛い。筋トレをしているが良くならない。痛みを改善するにはどうすればいい?

今回は腰の痛みの相談。
病院での診断は椎間板ヘルニア。
今すぐ手術をしないといけない状態ではないので運動をして筋肉を付けて腰の負担を減らすように言われた。
医師の指示通り筋トレ(腕立て伏せ、シットアップ、スクワット)を週に2〜3回やっているがあまり良くなっているという実感はないとのこと。

腰が痛くなると筋肉を鍛える、主に腹筋を鍛えるように言われることが多い。
その目的としては腹筋を強くして腰の負担を減らす、腰に負担がかかるような崩れた姿勢を戻すといったことがよく挙げられますが、腹筋が弱いから腰に負担がかかってしまう、姿勢が崩れてしまうというわけではありません。
腹筋が弱いと腰が痛くなるというのであれば筋肉量が少ない小さな子供はみんな腰が痛いはずですが実際にはそういうことはほとんどありません。

腰が痛くなるのは腰が痛くなるようなことをしている、痛くなるような立ち方をしているからです。

その方の立ち方を見てみると、
・首、頭が前に傾き捻じれている(首、肩が緊張)
・体幹が傾いている(猫背、反り腰)
・肩甲骨を寄せて胸を張っている(背中が緊張し腰が反ってしまう)
・体幹が捻じれている(肩、腰が左右で高さが違う)
・肩が上がっている(首筋が緊張)
・腕が捻じれている(前腕が捻じれている、前腕・手首が緊張している)
・O脚気味
・つま先が左右で向いている方向が違う
・扁平足
・足の指が曲がってきちんと伸びない
など全身に傾きや捻じれが見られました。
体幹が捻じれ、腰は反って立っていれば腰に負担がかかるのは当たり前のことです。

仕事での作業姿勢やいつもやっているトレーニングのやり方などを聞いてみると、仕事はデスクワークで座って前かがみになっていることが多い。
筋トレは筋肉を意識して緊張させた状態をキープして動かすようなやり方でやっているとのこと。

腰が痛い原因は仕事で座って前かがみをしている時間が長いこと、筋トレも崩れた姿勢を整えるようなものではなく筋肉を緊張させるものだからやっても改善が見られなかったのです。

まずは崩れた姿勢を全身の皮膚、筋膜、筋肉が弾力のある柔らかい状態のからだに戻して、いつも立っている感覚との違いを体験してもらいました。
⚪︎呼吸を整える(鼻を整えて鼻で呼吸できるように戻す)
⚪︎首を整える
⚪︎肩甲帯、胸郭を整える
⚪︎下肢を整える
⚪︎脛、ふくらはぎを整える
⚪︎足部、足の指を整える
といった感じで全身の崩れを整えてみると立っている感覚が普段と全く違う、からだが軽くて立っているのが楽に感じられたようでした。
腰の痛みも全く気にならないとのことでした。

そして筋トレのやり方も筋肉を緊張させて硬くするようなやり方ではなく、弾力のある柔らかい筋肉を作るやり方をアドバイスしながら実践してもらうと動かしていてそれなりにだるくなるまでしっかり繰り返したのに終わった後に嫌な筋肉の疲労感はなく筋肉は柔らかい。
重いものでやっているわけでもないのに筋肉が膨らんで大きくなったことに驚いていました。

姿勢やトレーニングについて従来のイメージがガラッと変わってしまったようでしたが、腰が痛かったのも良くなり姿勢も改善されるといったように結果もきちんと出たので満足されていた様子でした。

いろいろやっても良くならないというのは痛いという意識を自分が持っていたり、誰かから言われてそういう意識を持ってしまったからということも考えられます。
そういった場合、意識を変えないといけませんがそれには今回のように認識が変わるような体験を実際にしてみることです。