球速アップトレーニング-並進運動がうまくできるようになるには

球速をアップさせたいというのはピッチャーなら誰しも考えることです。

勢いのあるボールを投げようと、腕を速く振ろうと意識し過ぎて肩や腕に力が入ってしまう、手投げになってしまうというのがよく見られます。

“球速の60%は脚を上げて前方へ1歩踏み出す、体重移動のスピードで決まる”と言われています。

最近では並進運動と呼ばれますが、この下半身で生み出した力が重要です。逆に腕や手の力は球速にはあまり関係しません。

プレートを後方に押した反動でキャッチー方向へ移動しますが、ただ力を入れて押しても勢いは生まれません。

押す手順は、股関節→膝関節→足関節です。素早く体重移動できない人は、足・足の指だけで一生懸命押しているケースが多い印象です。

今年から本格的に見ている高校生のピッチャーも体重移動がうまくできずに、上半身・腕の力で投げてしまうため、スピードはそれなりに出ますがコントロールが安定せず、高めに浮いたり、低めはワンバウンドしてしまうといったことがよく見られます。

体重移動の感覚を掴むために、スライドボードを使ったトレーニングを入れてみると、プレートを後方に押す感覚、股関節から力を伝える感覚が少し掴めたようでした。

体重移動は良くなりましたが、まだ上半身に力が入る、投げようという癖が残っていること、根本的にからだが小さく押す力が弱いという課題がありますが、これもトレーニングを継続していくことで自然に解消されていくと思います。