首・肩・腰・膝の痛みや不調に悩んでいる人のほとんどが、からだのバランスが崩れています。
そして、そういった人に共通しているのが“呼吸の乱れ”です。息が十分に吸えない・吐けないといった問題が見られます。からだは動くようにできていますが、栄養・酸素があってこそです。呼吸が十分にできないということはからだを動かすエネルギーが不足している状態です。それでは筋肉が動かないのはもちろんですが、内臓などの臓器も満足に動くこともできません。当然血液やリンパといった体液の循環という動きも悪くなります。
呼吸の乱れがからだのバランスの崩れに繋がるように、呼吸を整えることはからだのバランスを整えることになるとも考えられます。
呼吸の基本は、“鼻から吸って、鼻から吐けること”です。口呼吸はきちんと呼吸しているとは言えません。
鼻呼吸ができるようになるために、
・舌を口蓋の天井、または上の前歯の裏につける
・舌を軽く噛む
のどちらかをすると良いでしょう。
からだを整えるための呼吸法としては、
酸素の状態も中間状態に保つことを考えます。酸素が不足しても問題ですが、吸い過ぎても過呼吸のような状態になってしまいます。なので、常に適切な酸素の量を確保しておく、使った分の酸素だけ補充するという考え方で行います。
やり方としては、
○軽く鼻から吸って、鼻から吐く(からだに溜まった二酸化炭素を排出し、からだが萎んだ状態にする)
○次に、鼻から吸って萎んだからだを元の中間位、中間姿勢に戻す(吐いた分だけ補充する)
この呼吸動作を繰り返して、自然な呼吸として定着させる、常に一定の酸素、中間量から吐く・吐いた分(使った分)を取り入れるという風に考えることです。
実践の仕方は、
・イスに座って、鼻からゆっくり吐き切る(10秒間)
※できるだけ体内の空気を吐き切り、からだを沈めて1〜2秒保持する
・鼻からゆっくり吸う(6秒間)
※中間状態に戻るだけなので、たくさん吸う必要はない。中間状態に戻ったら1〜2秒保持する
・またゆっくり鼻から吐いて同じ手順で繰り返す
※1〜2分→3〜5分→7〜10分間と段階的に繰り返す時間を伸ばしていく
