からだが動くのは筋肉が動くことで骨・関節が動くからです。筋肉は収縮-弛緩をする組織です。強化する筋肉を意識したり、集中して筋肉を動かす・使い、筋肉の伸び縮みする感覚を感じることが一般的ですが、少し違います。
筋肉を使うというのは、主働筋・拮抗筋のどちらかが優位で働くということではなく、50:50のバランスで働くことです。伸び縮みする感じがあるというのはバランスが崩れている、どちらかが優位で働いている感覚です。
そういう動きを繰り返すことで筋の緊張のバランスが崩れ、捻じれ・傾きといったからだの崩れを招いてしまいます。
筋肉が収縮したり、緊張することで力を出すという考え方ではなく、関節を動かすのは“動かすという意識”であるということです。力を出すということも全ての細胞が協力して働いていることによるものだという考え方です。
中間位・50:50のバランスで動かした時に筋肉が収縮したり緊張したりしません。腕や脚・体幹といったものが動いているという感覚はありますが、筋肉や骨・関節が動いているのかわからなくなってきます。最初は筋肉や骨が動いていることを実感しますが、筋肉や骨が動いている実感だけはあるが、筋肉や骨の実態を感じることができなくなり、存在がわからなくなります。そういう動きができている時には、“楽・軽い・気持ち良い・緊張が緩んできた”ということしか感じません。
どこかだけを優位に使うこともないので、筋肉痛が起きることもありません。
筋肉を使う=緊張というイメージが強いですが、そういう使い方がからだのバランスを崩してしまうこともあります。バランスの良いからだを作るために筋肉を動かす・使う感覚を変えることをお勧めします。
