走りの動作について考える-野球に短距離選手のような走りは必要か?

最近では野球選手が陸上の短距離走の選手に走り方を教わるというのをよく目にします。スピードが上がらない選手がランニングテクニックを教わるのは悪いことではないと思います。(もちろんきちんとした指導を受けないと結果は変わりませんが)

野球選手は未だに“野球走り”(脚を素早く動かして、つま先は地面を外に外に蹴って走る)が多い印象です。ランニングスピードはピッチ×ストライドです。いくらピッチ(脚の回転)を速くしてもストライド(歩幅)が広がらなければランニングスピードは上がりません。ピッチは持って生まれたものですから(筋肉の収縮のスピードによって決まる)、持っている能力以上にすることは困難です。一方でストライドはトレーニングでも改善することができます。

陸上の短距離走も基本的なランニングスピードの考え方は同じですから、そういった意味でテクニックを教わることは悪いことではないということです。

走るためのからだの使い方としては、

・腕は前方へ振る

・脚は後方へ運ぶ(股関節の伸展)

ですから、そういった基本的なからだの動かし方・使い方をしっかり身につけることが大切です。

そして、身につけた基本を実際の盗塁・走塁に生かすために練習もしっかりやることです。(陸上と違って野球は駆け抜けない、次の塁へ進むための効率の良いターンの仕方などがあるため)