走っている人を見ているといろんな腕の振り方をしています。
腕を振らない人もいますし、一生懸命振っている人もいます。
振り方も平行に振っている、後ろに引くように振っているなど様々です。
本来、肩は真横ではなく、30°前方を向いているので、腕はからだの真横ではなく前方に付いています。
肩関節で上腕骨を前後にスイングすると前方はからだの中心ラインで両手が近づき、後方は30°外側にスイングします。
肩・腕の位置から考えると真っ直ぐ平行にスイングすることは腕の捻り(外旋)を意識したスイングになり肩・腕・背中・腰の筋肉を緊張させて硬くすることになります。
緊張した腕振りは首も緊張することになります。
また、左右の腕振りの違いはからだの左右の緊張の違いにも現れてきます。
本来、上肢(腕)は重力を受けてぶら下がっているのが自然な状態ですが、首や肩が緊張したいると腕を引き上げるようになります。
首・肩・腕が緊張した状態で保持されることになります。
走る時に腕を振るのか、どのように振るのかということですが、腕は振るのではなく、自然な状態であればからだが移動すると腕は自然に振れる・振られる、左右の腕もバランス良く振れるはずです。
肩関節の自然が動きで腕(上腕)がスイングすると腕だけでなく、肩・背中・胸の筋肉も連動し、協働して働きます。
腕が自然な状態で振られると振り子のように動きますが、捻じれた腕で振ると振り子がすぐに止まってしまいます。
その影響は首・肩・背中・胸・腰にまで及びます。
腕は振り子で動きますが、前後に均等に振るわけではありません。
前方へ移動する時、腕は前方へ振られ、反動で戻ります。
腕は前後に振るのではなく、からだが進む方向へ振られます。
戻りの反動を意識する必要はありません。
意識がバランスを崩し、緊張させることになってしまいます。
自然に起こる動きを特別意識する必要はありません。
腕が自然に振れない時は、首や背中などに緊張が起きているなどの理由が考えられます。
そういった場合はからだを整え、首や肩甲帯(鎖骨・肩甲骨・上腕骨)周囲の緊張をゆるめて適切な腕振りができる状態に戻してあげることです。
