日常で必要なことは、1Gの重力に抗して立ち、楽に移動することです。
それに抗する筋力がなければ立つことはできません。
ベッドで寝ている人は、まず座ることを目指さなければいけません。
座ることができれば、立つことです。
そして立てれば歩いて移動したり、階段を昇り降りすることになります。
からだは、正中線を構成する背骨を中心とした体幹の上に頭が乗っていて、その頭も鼻を正中にして鉛直にバランスが取れた状態で乗っています。
顔は常に鼻筋が真っ直ぐな状態を保持しなければなりません。
一番上に乗っている頭のバランスが崩れれば、当然それを支えている脊柱に捻じれや傾きのストレスがかかってしまいます。
頭と体幹を支える根元は仙骨・尾骨になります。
頭・胸郭・上肢の重さは全て骨盤にかかり、座った時にはその重さが坐骨結節にかかっています。
坐骨結節は左右に2つあります。そこに均等に体重がかかっていれば、脊柱を支える土台は安定した状態にあると言えます。
※一番上に乗っている頭が正中にある状態が前提です。
ところが、イスに座った時に自分の2つの坐骨結節に体重が乗っていることを感じることはあまりありません。
意識をしてみると2つの坐骨結節にきちんと乗っていない・どちらかにしか乗っていないことに気がつきます。
きちんとバランス良く乗っていないことがほとんどかもしれません。
ソファーのように座面が柔らかいと尚更、坐骨結節で支えている感じはないかもしれません。
左右の坐骨結節を意識するだけで上半身のバランスを整えることも可能です。
硬い面に座り、坐骨結節を感じるようにする。
坐骨結節を感じ取れたら、2つの坐骨結節が座面から離れないように、2つの坐骨結節を感じながら上体をいろいろ動かしてみます。
この時に気をつけることは、顔・頭の傾きです。
鼻筋を真っ直ぐに保ったままで、上半身を前後左右に動かします。
気持ちの良い方向に動かしていけば、自然にバランスの取れたリラックスしたポジションに収まります。
無理な動きやきつい方向には動かさないことです。
快適な・気持ち良い動きを繰り返せば、上半身が正中のポジションに戻り、バランス良く座った姿勢になります。
