股関節が痛くて歩こうとしても脚に力が入らない。改善するにはどうすればいい?

今回は股関節が痛くて歩こうとしても脚に力が入らないという相談。
立っている時には痛みはないが脚を動かそうとすると痛みが出る。
病院で診てもらったが痛い方の関節の隙間が狭くなっているが関節に異常はなく、このまま痛みが続くようなら手術した方が良いと勧められたが、何もしていない時は痛みはないので運動で少しでも痛みが改善できればということでした。

まず立ち方を見てみると、
・首が傾いて捻じれている
・体幹が傾いている(猫背、反り腰)
・体幹が捻じれている(肩、腰が左右で高さが違う)
・腕の捻じれ(巻き肩、前腕の捻じれ)
・O脚
・扁平足
・外反母趾
といったバランスの崩れが見られました。

股関節の痛み以外には、
・首こり
・肩こり
・腰痛
・頭痛
・手足の指先の冷え
・低体温(平熱が35℃台)
・全身の浮腫み
・呼吸が浅い
といった不調もありました。

骨に異常はないということは、全身の筋肉の緊張度のバランスの崩れで全身に捻じれ、傾きが起きて股関節の隙間が狭くなり、動かすと痛みを感じるということが考えられます。

問題を解決するにはもう一度二本脚でバランス良く立つ状態に戻すこと、そして痛みの出る動作の手順やからだの使い方を見直すことです。

全身のバランスを整えるために、
⚪︎頭部・首のバランスを整える→耳の穴の大きさ、形を揃える
⚪︎肩甲帯のバランスの整える→肩の上げ下げ(+呼吸)
⚪︎上肢のバランスを整える→腕の曲げ伸ばし運動
⚪︎体幹のバランスを整える→前屈、後屈、左右の回旋
⚪︎脛、ふくらはぎのバランスを整える→つま先・足首・膝の曲げ伸ばし運動
⚪︎股関節のバランスを整える→膝、股関節の曲げ伸ばし運動
といった運動で筋肉の緊張をゆるめてみました。
股関節は動かしてみても動きの硬さはありましたが動かしていくうちにどんどん可動域が戻ってきて問題なく動かせるようになりました。

全身のバランスが整ったところで改めて立ってみると、普段脚に目一杯力を入れて立っていたのが全然力を入れていないのにきちんと立てているといったように感覚が変わったようでした。
浮腫みや冷え、肩こりや首こり、腰痛、呼吸といったからだの不調も解消されていました。

問題の歩きも股関節の痛みなくスムーズに歩けるようになりました。
トレーニング前は脚に力を入れて踏ん張らないと歩けなかったのが、全く力を入れなくても脚が動くのに驚かれていましたが、歩く時には脚は前に出すのではなく、後方に送るように使うのでバランスが崩れた立ち方で歩いていたせいで不適切な歩き方をしていたから歩いていていろいろと問題を感じていたのです。
トレーニング後に家で歩いている様子を見てご家族も歩き方の変化にビックリされたそうです。
長く痛いのを我慢して使っていたので良い状態の持続時間はまだまだ短いですが、定期的にバランスを修正することで徐々に良くなっていき、普通に歩けるようになると思います。

骨に異常はないのに痛みが出るということはからだの使い方の問題やそもそもからだのバランスが崩れてきちんと立てていないといったことが考えられます。
崩れたものは戻す、整えてあげれば普通に問題なく立ったり歩いたりできるはずです。