胸郭の動きが硬くなる・制限されると、胸郭の収縮-拡張も制限され、呼吸機能が低下してしまいます。
胸郭が硬いということは、胸の筋肉や背中の筋肉が硬いということでもあります。
胸や背中の筋肉が硬いということは、上肢(腕)の使い方(動かさない・不適切な使い方)の問題、肩甲骨を動かさないことが原因です。
上肢(腕)の動きは肩甲骨の動きを基準としています。上肢を肩の高さよりも上で動かすことがなくなければ、肩甲骨・鎖骨はほとんど動く必要がなくなります。
上肢を肩より高い状態で動かす必要がない生活行動が多くなれば、肩甲骨・鎖骨(肩鎖関節・胸鎖関節)はほとんど動かさなくなり、その結果、胸郭を刺激することも少なくなり、胸郭の動きも硬くなる・制限されてしまいます。
胸郭が硬くなると、首の筋肉も緊張し、硬くなります。首・背中が硬いということは、背骨の繋がりで腰も緊張し、硬くなります。
腰が硬くなれば、骨盤に付いている臀筋も硬くなってしまいます。
臀部が硬くなると、下肢(脚)の筋肉は全て硬い、脊柱(背骨)の捻じれや傾きが起きることになります。
胸郭を柔らかくするには、
・上肢
・肩甲骨
・鎖骨
・胸骨
を開放することです。
一番大事なことは、上肢を整え、ゆるめることです。
それには、“上腕骨”を動かすことです。肩鎖関節・胸鎖関節を動かし、胸郭の肋骨(肋間)を動かすことです。
そのための運動は、
○上肢の屈曲・挙上と外転・挙上で上腕骨を動かす
ことです。
●肘を曲げて上腕骨を中間位におく(前腕は鉛直で保持)
●屈曲・挙上する
●元の位置に戻す
※息を吸いながら挙げ、吐きながら戻す
