股関節や膝の痛みで悩んでいた人が人工関節に置き換える手術をしたが痛みが良くならないという話をよく耳にします。
痛みの箇所は良くしているはずですから、痛むはずがないのですが、現実には痛みは治っていない。痛む箇所に問題がないのに痛みが治らないのか、その原因は動き方・からだの動かし方が直っていないからであることが多い印象です。
実際、こちらに相談に来られる方でも軟骨が擦り減っていたり、関節の隙間が狭くなっているといった骨や関節の変形などはあっても、何もしていない時(安静時)には痛みはないというケースがほとんどです。
痛むのは、立ち上がる時、しゃがむ時、歩く時、階段を昇る・降りる時など何かの動作をしている時と言っています。
そういった場合には、やはり問題の箇所の周囲の筋肉の緊張をゆるめても動くと痛みが出てしまいます。
こういったケースでやることは、からだを整えるだけでなく、からだの使い方を直すところまでやらないといけません。
直すというと難しいことをするイメージを持たれがちですが、痛みのある箇所には問題がないのですから、動かしても痛くない・問題ないという意識に変えるだけです。
痛みのある人は痛くなるようなやり方で問題の動作をやっています。それを痛くない人が普通に・当たり前にやっている動かし方に変えるだけです。
実際にやり方を変えるだけでほとんどの人は痛くなく動作をできるようになります。
動かすというのは、脳・意識で行うものです。筋肉や骨・関節といった組織を良くしても、司令塔の部分が適切な動かし方をわかっていなければ治るものも治りません。
動かし方は本やネットを見てもおそらく直りません。自分が普通にやっていることが問題あるか・ないかを判断するのがそもそも難しいからです。
一番の近道は動きが見える人・わかる人に直してもらうことです。適切な動かし方の感覚・コツが掴めれば誰でもすぐにできるようになります。普通のこと・当たり前のことをするだけですから。
