脊柱(背骨)を中間位に保つという考え方

猫背になると頭・首が前方へ出て、背中が丸くなり、腰が反ってきます。

本来の背骨は頸椎が前弯、胸椎(背中)が後弯、腰椎が前弯というのが通常のライン(S字カーブ)ですが、胸椎の後弯が過剰になるのが猫背です。

胸椎の過度な後弯が頸椎と腰椎の前弯を引き起こしているとも考えられます。

その胸椎の過度な後弯を招いている原因を考えてみると、背中が丸くなると肩甲骨の位置、ポジションが変わってしまいます。頭が前方に移動して頸椎の過度な前弯を引き起こすことになります。

両肩が上がって前方へ出て、上肢(腕)は内旋(内捻じれ)します。

背中が丸くなってしまうのは肩甲骨の位置・ポジションが変わってしまったからです。その原因は僧帽筋・前鋸筋が縮んで硬くなっているからです。そして前面にある小胸筋と大胸筋が縮んで、鎖骨の位置が変わってしまい上腕骨が内旋します。

こういった状態になると体幹のバランスが崩れてしまいます。その影響は下肢(脚)のバランスも崩してしまい、全身のバランスを崩してしまいます。

崩れてしまった肩甲骨のバランスを整えるには、体幹の前面・後面の筋肉をゆるめることです。肩甲骨を元の位置(中間位)に戻すことです。

それによって上腕の内旋も修正されて、肩甲帯も頸部も中間位に戻ると考えられます。

頸椎・胸椎のラインが整えばその下にある腰椎も自然に整えられ、脊柱を中間位に戻すことができます。

体幹のバランスが整えば下肢のバランスも整い、全身のバランスも整うと考えられます。