走る動作では大臀筋・ハムストリングスが主に使われますが、ただ筋トレをして筋肉を大きくしたり、筋力を高めても走るというパフォーマンスは向上しません。
走るという動作はからだ・重心を前方へ移動することです。
ポイントは大きなストレスがからだにかかった時に、そのストレスを前方へ移動するための力に変えることです。
股関節の屈曲や膝の引きつけ、大腿部(太もも)の引き上げ動作をメインにしても、からだ・重心を前方へ移動するための股関節の伸展で作用する筋肉の働きが弱くなってしまいます。
股関節の屈筋と伸筋のバランス(緊張の平衡)が崩れてしまいます。
バランスを整えるためには、伸筋をメインにして屈筋をサポートとして使うことです。
筋肉の使い方は体型に現れます。
スプリンターも長距離・マラソンのランナーもトップレベルの選手にお尻が垂れ、太ももの前・ふくらはぎが発達した選手はいません。
体型は長い間、時間をかけて作られたものですから、走り方やトレーニングの成果を示しています。
体型の美しさはパフォーマンスの美しさでもあると言えます。
体型を整えること、綺麗な流れるような走りができるようになることは動きを美しくする・綺麗にすることでもあります。
パフォーマンスを上げるために、最初にやるべきことかもしれません。
下肢を動かす基本は股関節です。
バランス良く立つ、移動する、階段を昇ること、歩くこと、走ることも基本は股関節の動きです。
膝関節や足関節は股関節に従う立場なので、膝関節・足関節の動きは股関節に連動しています。
膝や足関節の問題は股関節に問題があるかもしれません。
股関節の屈曲・伸展が適切に動かせれば膝・足関節の動きも適切に行われると考えられます。
このように考えると、走るための下肢(脚)の使い方を覚えるためのトレーニングとして、「立ち幅跳び」は有効な方法になってきます。
