今回は腰痛の相談。病院へ行ったところ脊柱管狭窄症という診断だった。すぐ手術をしないといけないほど重症ではなかったため、今以上悪くならないように運動をすることを勧められた。ストレッチや筋トレ(主に腹筋を鍛える)をやってみたがあまり痛みの改善が見られないとのこと。特に腰を伸ばそうとすると痛い、長く立っていたり歩くのが辛いという状態でした。
まず立ち方を見てみると、
・首が前に倒れ、捻じれている(首、肩、背中の緊張)
・肩が後ろに引けて上に持ち上がっている(首、首筋、肩、背中、腰の緊張)
・体幹の傾き(猫背、反り腰)※肩甲骨を寄せて胸を張り、背筋を伸ばそうという意識が強い
・体幹の捻じれ(肩、腰が左右で高さが互い違いになっている)
・X脚、膝が曲がっている(太もも前・外、脛、ふくらはぎの緊張)
・扁平足
・外反母趾
といったように全身に傾きや捻じれの崩れが見られました。
問題の原因は全身のバランスが崩れてきちんと二本脚で立てていない、緊張して皮膚・筋膜・筋肉が硬くなってしまっていることだと考えられます。
問題を解決するには崩れてしまったからだを元の状態に戻し、皮膚・筋膜・筋肉を柔らかい弾力のある、復元力のある組織に戻すこと。神経・血液やリンパの流れ、呼吸、自律神経のバランスなども含めて全てを本来の状態に戻すことです。
ということで崩れたからだのバランスを整えるために頭部・体幹・上肢・下肢・足部など全身を整えていきました。首や体幹の傾きや捻じれが戻り、脚の捻じれや曲がりも戻って二本の脚がきちんと伸ばして立てるようになると全身を覆う皮膚も柔らかいものに戻り、筋肉も緊張がゆるみました。からだの重さがなくなったような感覚があり、腰の痛みも気にならなくなっていました。イスからの立ち上がる-座るや歩く動作もいつもより脚に力を入れなくても楽に簡単にできるようになっていました。
崩れたからだで立ったり歩いたりすればからだを良くするどころか余計に悪くしてしまう危険性もあります。本来のからだの状態に戻し、バランスの良いからだで動かす感覚を取り戻すのも痛みを改善するためには大事なことです。
