今回は股関節が痛い、階段を上がる時に脚が上がらないという相談。
骨に異常はないものの、レントゲンを撮ると痛みのある方の股関節は隙間が狭くなってしまっているとのこと。
まず立ち方をチェックしてみると、
・首が前に傾いて捻じれている(首の緊張)
・猫背(胸、背中、肩の緊張)
・反り腰(腰の緊張)
・体幹の捻じれ
・O脚
・痛みのある方の脚が伸ばせない(寝た時も)
・痛みのある方は太ももの前、外側がパンパンに張っている
・お尻の大きさが左右で違う(痛みのある方が小さい)
・脛、ふくらはぎがパンパンに張っている
・痛みのある方の脚に体重をかけて立っている
・扁平足
・足の指が曲がっている(外反母趾)
・浮腫みがひどい
・手足の指先が冷たい(体温も35℃台)
など全身の緊張、バランスの崩れが見られました。
歩き方も見せてもらいましたが、痛みのある方に体重をかけ、脚を前に出すようにして歩いていました。
階段の昇り方を見せてもらうと痛みのない方の脚は問題なく上がっていましたが、痛みのある方の脚は錘が付いているように全然上がりませんでした。
問題の原因は、立っている時も歩く時も階段を昇る時も全て痛みのある方に荷重して行っているため、痛みのある方の脚の負担が大きくなってしまっていることだと推測しました。
問題を解決するには二本脚で均等に体重を支持して立つ、片脚での支持がきちんとできるようにする(歩く時、階段を昇る時)ことだと考えました。
そこでまずは、
⚪︎血液の循環→摩る、呼吸に合わせて腕、脚を動かす、撫でる
⚪︎リンパの循環→お腹の刺激、ふくらはぎの緊張をゆるめる
⚪︎頭部、首→耳の穴の大きさ、形を整える、腕の筋膜の緊張をゆるめる
⚪︎上肢、肩甲帯→肩の上げ下げ(+呼吸)
⚪︎股関節→股関節の曲げ伸ばし
⚪︎足部、足の指→足の指の刺激(神経)
といったことで全身の緊張をゆるめてバランスを整えて二本脚でバランス良く立てるように戻しました。
きちんと立てるようになると曲がっていた脚もきちんと伸ばせるようになり股関節の痛みも気にならなくなったようでした。
次に歩き方の改善も兼ねて片脚支持の練習を感覚が掴めるまで繰り返しました。
両脚ともきちんと片脚で体重を支持できるようになると歩きもスムーズになり横にふらつく感じや股関節に痛みも改善されました。
そうして改めて階段の昇りをしてみると重くて上がらなかった痛みのあった方の脚も楽に上がり痛みなくスムーズに昇れました。
歩き、階段の昇りはどちらも片脚できちんと体重を支持できる必要があります。
そのためにはまず二本脚できちんと体重を支持できなければいけません。
片側だけの痛みの場合はまず立ち方を見直してみる、痛みのある動作を見直してみることが大切です。
