「長時間のデスクワークで肩こりが起きて、ストレッチングをして筋肉を柔らかくしたら良い、筋トレで首筋の筋肉を鍛えて血流を良くすれば良いと言われてやってみたけど変わらないんです」という相談がきました。
肩こりは筋肉が硬くなり血流が悪くなることで老廃物が排出されず溜まってしまうことで起こることが多いので筋肉を柔らかくして血流を良くするということが大切ですが、硬い筋肉を引っ張っても柔らかくなることはありませんし、負荷をかけて筋肉を鍛えても血流が良くなることもありません。
長時間のパソコン作業をしていると胸の筋肉は硬くなりますし、ずっと縮こまった姿勢でいるので肺も圧迫されも呼吸も浅くなりがちです。
そこで呼吸を大きくできるようにして使って胸の自然な膨らみに戻していきました。
呼吸が大きくできるようになり胸や肋骨、お腹が呼吸で大きく動かせるようになるだけで硬くなっていた胸の筋肉も緩んで肩の位置も良くなって姿勢も良くなりました。
楽に動かせる位置で肩を上下させる運動を繰り返して肩甲骨周りの筋肉を緩めました。
縮んで硬くなっている筋肉や肩甲骨周りの筋肉を緩めて肩甲骨が良く動くようにするとゆがみや捻れもなくなりきちんと立てるようになって肩こりもなくなりました。
肩こり改善のために筋トレやストレッチングをやるのも間違いではありませんが、やり方を間違えると逆効果になります。
血流を良くするだけならもっと気持ち良く身体を動かせば良いと思います。