日常生活でよく使っている部分は上肢(腕)です。なかでも最も使っているのが“手・指”です。
その手・指を適切に使うために肘関節も同じくらい使われています。
上肢(腕)の崩れは全身に影響を及ぼします。そういったことから考えると、手・指、肘の崩れの影響は脊柱(背骨)の捻じれや傾き、頭蓋骨の捻じれ、下肢(脚)の捻じれ、筋肉の捻じれ、内臓の圧迫などを引き起こす可能性が考えられます。
手・指の崩れは、ばね指のような指の問題以外にも、肩こり・首こり、腰痛、ひざ痛、頭痛や背中の張りなどの問題で悩んでいる人にも多く見られます。
基本的には、骨や関節が歪んだり、捻じれるのではなく、筋肉が捻じれて関節を動かすことで関節が捻じれたり傾くと考えます。
崩れの原因は筋肉の使い方・動かし方に問題があったのではないかと考えられます。
手や腕の問題は、基本的に関節の崩れ、捻じれです。腕の骨(上腕骨と2本の前腕の骨)が捻じれてしまうのは、肩関節・手関節(手首)が捻じれて使われていることが原因と考えられます。
手関節が捻じれて使われると前腕も捻じれ、肘関節も捻じれ、肩関節も捻じれてしまいます。
上肢(腕)がきちんと伸びない・伸ばせないとそれが嵌っている肩甲骨が捻じれ、鎖骨も捻じれて肩関節が捻じれてしまいます。
鎖骨が捻じれれると、胸骨が崩れ、肋骨が捻じれます。肋骨が捻じれると肋骨がくっ付いている背骨(胸椎)も捻じれ、その上下にある頸椎・腰椎も捻じれ、頸椎に乗っている頭や腰椎を支える骨盤も捻じれてしまいます。
骨盤が捻じれると、骨盤で形成されている股関節も捻じれてしまいます。股関節が捻じれると大腿骨も捻じれて膝関節が捻じれます。膝が捻じれると脛骨が捻じれて足関節(足首)も捻じれます。
足首が捻じれると足部・足の指の捻じれてしまいます。
こんな風に手・肘の崩れの影響は全身に広がっていきます。
影響というと、悪い方ばかり考えてしまいますが、良い方にも使えます。
手・肘を整えることが全身(頭部・体幹・下肢・足部・足の指)を整えることにもなるということです。
手・肘を整える方法としては、手首を動かしたり、肘を動かせばいいのですが、大事なのは、“腕の状態”です。
捻じれた状態で動かしてもバランスはなかなか整いません。
整った・筋肉がゆるんだ状態で動かすというのが大切です。
そのために「皮膚テープの活用する」ことも方法の1つです。
日頃、前腕は内側に回した状態で使うことがほとんどです。
ですから、外側(回外)へ戻るように皮膚を誘導するようにしてあげます。


肘に関しては、上腕に付いている筋肉(上腕二頭筋、上腕三頭筋)がゆるむように皮膚を誘導してあげると肘が中間位に戻しやすくなります。


整った状態、ゆるんだ状態で動かしていけば、腕だけでなく、首や肩、背中もゆるんできます。
