首・肩・腰・膝などの痛みや不調といった問題の多くは、骨などの組織には異常がない、原因不明のものです。
そういった問題の原因はからだのバランスを崩している、中間位で立てていないことにあります。
原因を探す時に、まず立ち姿を見ます。その時に、頭部の位置がどうなっているかをチェックします。理想的な頭部の位置であれば、それを支える脊柱(頸椎・胸椎・腰椎)は理想的な弯曲でバランスも良いはずです。
しかし、バランスが崩れている人のほとんどは頭が前方へ移動しています。頭が前方へズレることで、頸椎の弯曲が崩れて中間位で支えられなくなります。(前弯がひどくなる)すると、頸椎を支えている胸椎の弯曲も崩れてしまいます。(後弯がひどくなる)そして、胸椎の弯曲が崩れてしまうと、バランスを取るために腰椎も崩れてしまいます。(前弯がひどくなる)
脊柱の弯曲がひどくなるということは、それを支える骨盤の仙骨、仙骨を支える寛骨のバランスも崩してしまいます。
そうなると、骨盤の位置・向きも変わってしまい、左右の股関節の状態や動きも変わってしまい、左右の脚の動きも変わってしまいます。
股関節の動きが変われば、大腿骨を支えている膝関節も変わってしまいます。膝関節で大腿骨を支えている脛骨の動きも変わってしまいます。脛骨の動きが変われば足関節(距腿関節)の状態も変わってしまいます。
足関節の状態が変われば足部の状態も変わってしまいます。
このようにバランスの崩れの連鎖を引き起こしてしまいます。
頭の位置・状態が違うだけで、このような連鎖が起こることがわかれば、頭の位置を理想的な位置にしておくことはとても大事だということがわかります。
頸椎の中間位で頭部が乗っていることが、脊柱を中間位で保つことであり、下肢・上肢も中間位で保つことになるのです。
