自然に立った時、全身の皮膚・筋膜・筋肉は緩い状態です。
からだの前面だけ柔らかくて後面だけ、側面だけ硬いということはありません。そういう状態はからだが崩れた状態を現しています。
皮膚や筋膜は全身を覆っていますので、前面だけが動くことはありません。前面が動く時には、後面・側面の皮膚や筋膜も協働して動いていると考えます。
からだを動かす時に、どこかの筋肉を使うかといったことは考えずに、全身の皮膚・筋膜・筋肉を動かす・動かしているとイメージします。
動作する時には全身をバランスよく使うようにします。動かさないところを作ったり、どこかだけを使って動かしたりしません。
立っている状態も筋肉を緊張させて静止しているのではなく、全身の皮膚・筋膜・筋肉が一番緩んだ状態で、二本脚で立つイメージです。胸を張ったり、背筋を伸ばしたり、脚をピンっと伸ばしたりしません。そういった意識はからだを緊張させてしまいます。緊張はからだのバランスを崩します。
まずは、こういった姿勢や状態を認識することが大切です。そして、その姿勢や状態がとれていないことを認識することも大切です。なぜ、その姿勢や状態がとれないのか理解することです。からだのどこかの皮膚・筋膜・筋肉が緊張して硬くなってしまっていて、それで姿勢が傾いたり捻じれたりしている、中間位・中間姿勢から外れていることを認識します。
