上肢(腕)、肩甲帯(鎖骨・肩甲骨・上腕骨)の影響は、からだの捻じれや傾きに影響を及ぼしますが、それよりも前に、からだの中心の体幹の上にある頸椎(首)に乗っている頭部が中間位でないことが、上肢・体幹に影響を及ぼすことも考えられます。
頭部から脊柱(背骨)や上肢と繋がっている筋肉が付いています。頭部が中間位で収まっていないと、脊柱や上肢に繋がる筋肉も中間位を保てなくなり、緊張して硬くなり、からだが捻じれる・傾くといったように崩れてしまいます。
その影響は当然、からだの中心の体幹にも及び、体幹も崩れてしまいます。
体幹の上にある頭部・頸部を中間位に保つことは大切であり、基本であると考えられます。
頭部・顔面にズレがないということは、鼻筋が正中線にあるということです。頭蓋骨や顔面骨はいろんな骨が縫合して1つに繋がっているので、どれか1つが少しズレるだけで他の骨にも影響が及び、全体のバランスが崩れることが考えられます。
両側の側頭骨から下顎骨(顎関節)がぶら下がっています。顎関節のズレは口の歪みを招きます。口が開かない、閉じたままでからだを動かそうとすると、スムーズに動けない・硬さを感じます。口を動かす・下顎を動かすことはからだの動きを良くする・しておくために大事なことです。
また、舌は横隔膜とも繋がっていると言われています。つまり、呼吸の動きに関係してくるということです。舌を動かすことは横隔膜を動かすことになり、腹直筋や骨盤底筋まで連動させて働かせることにもなります。
舌・横隔膜・腹直筋・骨盤底筋は、からだの中心を担っていますので、これらを良い状態で保つことはからだの中心を整えることに繋がると考えられます。
