立ち上がり動作・脚の曲げ伸ばし動作の考え方

立ち上がる動作・スクワットの立ち上がり方については、股関節の伸展→膝関節の伸展→足関節の底屈(伸びる)といったように関節の1つ1つの伸展動作の繋がり・連動した動きだと考えてきました。

しゃがむ時には、足関節を曲げる→膝関節が曲がる→(脛骨の上で大腿骨が後方に移動し・滑る)→股関節が曲がる(骨盤が前傾し、大腿骨は後方へ滑る)といった手順になります。
その状態から立ち上がるわけですが、立ち上がるには最後に屈曲(曲げる)した股関節から伸展が始まります。
骨盤が中間位に戻って大腿骨が前方へ移動して伸展動作が起こります。

もっと効率良く下肢の曲げ伸ばしをすることもできるのではないかと考えられます。
傾斜板の上に立って踵が高い状態になれば足関節も中間位になり、下肢も中間位にすることができます。
その状態であれば足関節の底・背屈(曲げ伸ばし)の動きを意識して使う必要はなくなります。むしろ不必要な動きとなります。
そうすると膝関節と股関節の屈曲・伸展動作(曲げ伸ばし)だけでよくなります。
膝・股関節は順番に使うのではなく同時に動かすようにすれば下肢(脚)の曲げ伸ばしはワンタイミングで動かすことができます。

そのために膝・股関節の動きに関わる二関節筋のハムストリングスを使うということです。
ハムストリングスを意識してしゃがむ-立ち上がる動作をしてみると膝・股関節が同時に働きます。

立った状態で足関節の力を抜いた状態で、お尻から沈み、お尻から上がっていくと体幹はお尻についていくようにして上下に動きます。
このやり方だと大腿四頭筋(太ももの前)の筋肉にストレスをかけることなく楽に立ち上がることができます。
膝関節に力を入れることもなく、滑らかに滑り、膝関節の動きが良くなる感覚さえあります。

手順というと順番に動かすイメージを持ってしまいがちですが、本来からだは連動しスムーズに動くようになっているということを忘れてはいけません。