ヒトは知らないうちにからだを緊張させ、無駄な動きを引き出し、それが自然な動きであるように記憶していきます。
そうした動きが積み重なることで、からだが重く感じたりするようになります。
そしてからだを動かさなくなる・動かない生活を送るようになっていきます。
自然なからだの状態・本来のからだの状態を取り戻すには、まず緊張して力が入っている状態に気づく・自覚する・認識することが必要です。
そうすれば力を抜くことも楽にできるはずです。
無意識に力が入って緊張している状態から解放されると、からだは軽くなり、楽になる感覚が生まれることに気づくことです。
ヒトのからだには感知する能力が備わっています。
それは、生きていくうえで必要なものか、そうでないものかを感知する能力です。
必要なものであれば、“快”として感知するが、そうでなければ“不快”として感知し、それに対する反応が現れます。
からだにとって有害でなければ、脳は“快”として感じて緊張が解れ、全身がリラックスしたような気持ちになります。
それが自然なからだの状態・本来のからだの状態です。
普段からだを動かす時は、運動神経を活発に使いますが、運動神経の興奮が収まらないと緊張に変わっていきます。
これが無駄な力であり、無駄な緊張になります。
この無駄な力み・緊張を抑えるためには、ゆっくりとした小さな動きを使うことです。
そうすることで感覚神経の働きを高めます。
感覚神経の力を高めることは運動神経の興奮を抑えることになります。
運動神経と感覚神経の比率は、感覚神経の方が多いと言われています。
情報を感じる神経の方がたくさんあるということです。
そういったことから、数の多い感覚神経を刺激した方が、体に多くの変化が出ると考えられます。
動かすことより「感じる」ことの方が大切です。 より感じるには、ゆっくり小さく動かすことです。その方がたくさんの情報を感じ取ることができます。それは、運動神経の興奮が低下して、感覚神経の機能・興奮が高まるからです。
感じる力を高めることが自然なからだの状態・本来のからだの状態に近づけることになります。気持ち良く動かせば気持ち良くなり、緊張がゆるんでリラックスするということです。
