スクワットでしゃがむ時に膝を出してはいけない?出した方が良い?

しゃがむ-立ち上がる動作はスクワット動作と言われますが、しゃがむ時に膝は“出してはいけない”とか“出した方が良い”とかいろいろな考え方があります。

膝を出してはいけないということの意味、膝を出した方が良いということの意味を考えてみる必要があります。

まず、膝を前に出してはいけないという考え方ですが、この場合だと足首が固定され、股関節の屈曲(曲げる)動作がメインになります。
すると、お尻は膝から遠く離れて後方に降りていきます。重心を支えている足首よりも後方に重みがかかるので、バランスを取ることが難しくなります。
バランスを取るためには上体を前に倒すしかありません。

下肢には屈筋・伸筋の繋がりがあります。
しゃがむためには股関節・膝関節を曲げるだけでなく、足首を曲げなければいけません。(背屈)
そういったことから考えると膝をつま先より前に出さないということの意味はないと言えます。

しゃがむ時には地面に近い足首から膝→股関節の順に連動して使わないと完全にしゃがむことはできません。
3つの関節のうちの1つか2つしか使えなければ連動は生まれず、引っかかりが出て動きが止まってしまいます。それがきちんとしゃがめない原因です。
ちなみに、立ち上がる時は順番が逆になり、股関節→膝→足首の順に伸展させることできちんと立ち上がることができます。

膝を前に出すという考え方については、膝は足首と股関節の中間に位置します。
中間の関節が動かなければ、上の関節も下の関節も動きが制限されてしまいます。
そういったことから膝は前に出した方が良いと言うこともできますが、これには注意が必要です。
膝を先に動かしてしまうと、上と下の関節の動きに制限がかかってしまいます。
このことを理解しておく必要があります。

膝を前に出す・出さないのどちらかが良いかについて考える前に、こういったことを理解しておくことが大切です。