「○○が痛い」という時に、からだのどこを見るのか

首・肩・腰・膝など、からだのいろいろなところの痛みの相談が寄せられてきます。
ほとんどの人は知らない間に痛くなった、病院で診てもらっても骨や組織には異常がないという原因不明の痛みです。
原因不明ですから、病院でも湿布や痛み止めの薬を貰って終わる。マッサージや治療院へ通い続けてもなかなか良くならなりません。

痛みを感じるケースについては、
○ケガをしたなど明確な痛みの原因があるケース
○何かをした後に痛くなったケース
○ある時突然痛くなった、徐々に痛くなったケース
上記の2つのケースは、痛くなった原因がはっきりしていますが、3つ目のケースは原因がわかりません。

痛みは不思議なもので、痛いところが直接の原因でないことが多いです。
それなのに間違えて痛いところを治そうとして長い間、痛みに悩まされている人がほとんどです。
根本的な原因を間違えてしまっているため、いくら追求しても真相は見えてきません。
問題の原因を見つけるために、幾つもある疑わしい箇所の中きら特定しなければいけません。

いろいろやっても治らないのは根本的な原因を間違えているからです。
痛みの原因がわからないのであれば、まずその原因を見つけなければ問題を解決することはできません。

そのためには、
・性格
・仕事環境、生活環境
・日常行動
・趣味
に至るまでありとあらゆる影響の可能性を調べないといけません。
こういったたくさんの情報から問題の原因を特定することができます。

患部が原因でないはない痛みに対しては、まず全身を見ます。
・立ち方(自然に立てているか)
・頭の位置
・鼻筋
・首の状態
・肩甲骨の状態
・肩、腕の状態
・背中の状態
・骨盤
・下肢(太腿・下腿)
・足部
を観察します。

主に左右差や吊り合いが取れているかを見ます。

また、仕事や趣味など日頃やっているからだの使い方がどんなものかもやってもらいます。
・腕の上げ下げ
・立つ、しゃがむ(イスのしゃがむー立つ)
・階段の昇り降り
・歩き方
・痛くてできない動き

この時点でなぜ○○をした時に、気になる箇所に痛みが出るのかがだいたい想像できます。
それは、問題のある人の動きは痛くなって当然のことをやっているからです。
からだの形、動かし方は嘘をつきません。

“そのようなからだで、そのように立って、そのような動きをしたら、○○が痛くなる・動かせなくなる”というのは、正直なからだの反応だからです。

痛いところを治したいと思って痛いところにいろいろやっても無理なことです。
痛い原因は他のところにあることが多いです。
勝手に痛いところが原因であると決めつけないことです。

特別なことをする必要はありません。
問題の原因を見つけて、それを解決する・直すことだけです。

大事なのは自分自身の意識・脳の問題です。
痛いところが原因ではないということをきちんと理解する・納得することです。
そして適切にからだを動かすことです。
長く習慣になっているからだの使い方を直すには脳が情報を修正する必要があります。
一度良くなっても、前の悪い記憶が出てきて状態が後戻りすることもあります。
時間が必要です。
しかし、間違ったことさえしなければ、問題の原因を取り除けば、時間の経過とともに修復され、良くなっていきます。