野球のためのトレーニングの考え方-間違った動作の直し方

打つ・投げるといった動作を総合して見ていくと、まず準備動作があります。
そして次に主動作(一番大事な部分)、それから最後の終動作(フォロースルー)があります。
こういった動作は全てリズムとタイミングで行われています。

動きの指導の中で最も重点的に行われるのが主動作の部分です。
リリースの瞬間、インパクトの瞬間、そういった部分の指導です。
しかし、当たる瞬間、投げる瞬間を意識してもなかなか思ったような効果は得られません。
その理由は“瞬間”だからです。瞬間のことは意識できません。
そこを直そうとするから余計にうまくいかないのです。

主動作は流れの中で行われていますし、投げる・打つでは最もスピードが出ている局面です。そういったことからも主動作の問題を主動作の修正で改善するというのは難しいことなのです。
主動作を直すには、準備動作か終動作を修正することです。

準備動作は構えやテイクバックといったところです。
終動作はフォロースルー、打つならバットを持ってくる位置、投げるなら投げた腕を持ってくる位置といったことです。

その時に気をつけなければいけないのはあれこれ意識してはいけないということです。
速いボールを投げる、バットを速く振る、速く走るなど短い時間で行われる動作の中でいくつものことを意識することはできません。
意識をすることが逆に動きにブレーキをかけてスピードが落ちてしまいます。
スピードを上げるためには加速が必要です。
スムーズに加速するために必要なことはリズムです。
リズムとタイミングが生まれたら準備動作から終動作にスムーズに移行することができます。まさに流れるような綺麗な動きになります。
そういった動きは楽な動きに見えます。