静脈の流れ・血液の循環を整えるにもからだを中間位で動かすことが必要

血液循環の問題は動脈と静脈の血液のバランスが50:50ではない(実際の量の話ではなく、健康なからだの状態で本来流れる動脈と静脈の血液量)ことです。

特に本来の静脈の流れが制限されていることです。
そしてその静脈の流れの制限は心臓にも影響すると考えられます。
静脈で戻ってくる血液の量が少ないと心臓から新鮮な酸素と栄養素が送れなくなり、送っているとしても不十分な状態になってしまいます。

静脈の流れを担っているのは第二の心臓と呼ばれる、ふくらはぎの筋肉です。
静脈・リンパの流れは筋肉の収縮-弛緩によるものです。
その重要な筋ポンプ作用がきちんと働いているかが、適切なからだの状態であるかどうかの判断材料にもなります。

筋肉が硬い、からだが硬いということはからだが捻じれたり傾いてしまっているということです。
骨は独自で動くことはできません。骨・関節を動かすのは筋肉です。
そしてその筋肉は筋膜に包まれていますし、筋膜は皮膚に包まれています。

つまり、筋肉・筋膜・皮膚が50:50の緊張のバランスからの崩れてしまっているせいでからだが捻じれたり傾いてしまい、神経・血管・リンパの流れが妨げられ、からだの機能が適切に働かず機能不全を招いてしまう可能性が考えられます。

第二の心臓であるふくらはぎが硬い・動かしにくいとふくらはぎにいろいろなアプローチをするのが一般的ですが、適切ではありません。
ふくらはぎが硬くなっていてもふくらはぎに問題があるわけではありません。
からだのバランスを崩したから、ふくらはぎが硬くなってしまったのです。

バランスを崩した原因のほとんどは“動かし方を間違えた”ことです。
そのせいでストレスがふくらはぎに集まって収縮したまま弛緩できず、そのまま固まってしまい硬い筋肉になってしまったのです。

問題を解決するにはからだのバランスを取り戻すことです。
からだの傾きや捻じれを戻す、硬くなった筋肉を柔らかくするということではなく、元の状態に戻すという風に考えることです。
それは筋肉・筋膜・皮膚だけの問題ではなく、神経・血管・リンパ・呼吸・自律神経など、からだの全ての組織・器官を元に戻すこと、それが解決策です。

そのためには全身の筋肉が緊張が50:50でバランスの取れた中間位で動かすことです。
最初は大きく動かなくても中間のバランスで動かす、楽・軽い・気持ち良い感覚で動かし続ければ“快”で動かせる範囲はどんどん広がり、全身が中間位・中間姿勢で整います。

からだが整うということは筋肉・筋膜・皮膚だけの話ではなく、神経・血管・リンパ・呼吸・自律神経も整うということですから、結果的に静脈の流れも改善され血液の循環も改善されます。