鎖骨・肩甲帯を動かしてからだを整える

鎖骨を動かすことは肩甲帯を動かすことになります。
肩甲帯は鎖骨・肩甲骨・上腕骨を一緒に動かすことです。
この動きが悪いと上肢・頭部への血液の流れを妨げ、体幹・下肢への血液の流れを妨げてしまいます。

鎖骨・肩甲骨・上腕骨の動きは胸鎖関節・肩鎖関節・肩甲上腕関節の動きですが、鎖骨と繋がっている大元は胸骨です。
胸鎖関節の動きが悪いと胸骨と関節で繋がっている胸骨(胸郭)の動きも悪くなります。
同時に肋骨で繋がっている脊椎の動きも悪くなります。
肋骨・胸部の動き、胸肋関節の動きが悪いと胸鎖関節の動きが悪くなります。

脊椎は自ら動くことができないので、脊椎につく肋骨の動き次第で脊椎の動きが決まると言えるかもしれません。
すなわち、肋骨関節で繋がっている胸骨に付く肩甲帯の動きが脊柱の動きに影響するということです。
だから、肩甲帯の動きに胸肋関節の肋骨の動きも含めなければいけません。
一番上にある第一肋骨は胸肋関節だけでなく鎖骨と靱帯で繋がっています。
この靱帯が硬くなると、肋骨・胸郭の動きに影響します。
それは胸郭の拡張・収縮、つまり呼吸に影響するということです。
これらを包んでいる筋肉や組織を柔らかく・弾力性があり・復元力のあるものにすることが血液の流れを適切なものにすることになります。

首筋の組織も、鎖骨の上下の組織も同様で、肩こりのない状態で柔らかい・弾力のある・復元力のある肩の状態が血液循環の良い状態であると考えることができます。
肋骨の上から出て左右の上肢と上方頸部頭部に左右から血管が走っています。
左右の上肢に走る血液の流れは、鎖骨の上を走り、途中で鎖骨の下に入って腋窩を走り、上肢を指先まで走行しています。

こうして見てくると、胸郭が柔らかく拡張・収縮が十分であること、そのためには肋間が柔らかく・弾力性があり・復元力のあることです。
この拡張・収縮の動きが呼吸を左右し、血液の流れに影響するということです。

胸郭の状態を適切にするためには、胸骨についている関節(胸肋関節・胸鎖関節)、鎖骨に繋がっている肩鎖関節、肩甲骨と上腕骨に繋がっている肩甲上腕関節ら鎖骨と第一肋骨と繋がっている肋鎖関節の状態を良くしなければいけません。
それが上肢・頸部・頭部への血液循環を良くし、体幹・下肢への血液循環を良くすることになります。

鎖骨が動くためには肩甲骨が動かなければなりません。
肩甲骨につく僧帽筋・大小菱形筋・肩甲挙筋・広背筋・上腕骨頭に付く回旋腱板の状態が影響するので、肩甲帯として上腕骨の状態が重要です。