以前テレビで背骨について特集していました。
運動に参考になる部分があったので書き残しておきたいと思います。
背骨は7つの頚椎、12個の胸椎、5つの腰椎、その下に仙椎・尾椎があり1つ1つの形が違うものが順番に並ぶことでしっかりとフックされながら柔軟に動くことができるようになっています。
背骨は魚類→両生類→爬虫類になるに従ってからだを運動させるための構造に進化してきました。
動きとしては最初は横方向(側屈)の動きしかできませんでしたが哺乳類に進化して上下運動ができるようになりました。
そしてヒトに進化して回旋の動きができるようになりました。
捻りの動きができるようになったのは二本の脚で歩くようになったからです。
胸と上肢、骨盤と下肢の2つのブロックが逆に捻れることで腕を前に振ってもからだ捻れて蛇行することなく真っ直ぐ進むことができるのです。(回転力を消して無駄なく前に進むため)
ナンバ歩きというものもありますが、あれは捻じれないことで片方に力を集中することができ、大きな力を発揮することができるので同じ方の腕と脚が前に出るのです。
そして捻ることができるようになって運動能力が格段に上がったと考えることもできます。
(投げるなど)
腰痛で悩む人が多いが、一般的には四つ足だと椎間板への負担は少ない。
けれど直立二足歩行ができるようになったから椎間板への負担が大きくなったわけではない。
狩猟採集生活をしている民族は1日に30km近く歩いても腰痛とは無縁。
腰痛が広がったのは座って前屈みの姿勢をするようになったこと。
立っている時は股関節や膝で重力を分散しているが座ると下肢に分散できなくなるため負担が大きくなる。
背骨はS字カーブをしているが真っ直ぐでは頭の重さを支えられず立っていられない。
頭の重さや胸の大きさ・重さを緩衝するためには湾曲しないとバランスが取れない。
真っ直ぐだともっと負担が大きくなってしまう。
頚椎のカーブは頭を支えるため、胸椎のカーブは内臓のスペースを確保するため、腰椎のカーブは内臓を支え重心の維持するため。
進化を通していろんな動物を見ると動くのに一番良い形になっている。
その姿勢で動くのに一番いい形を選んでいる。
ヒトのからだは立って歩くようにできている。
重力に対してからだを起こすということでは立っていることは骨や椎間板には負担が少ない。
子供の頃によく転ぶが、それは腰椎の湾曲が不十分で重心が安定しないことも理由の1つ。
腰椎の湾曲は12歳頃までゆっくり時間をかけて完成する。
こういったことから考えると背骨の動きの硬さを改善する、背骨周囲の筋肉をゆるめて体幹を整えるための方法として、進化の過程でできるようになった動きに遡ってやってみるというのも有効だと考えられます。
一般的には捻る動きをよくやらせますが、捻る動きは一番最後にできるようになった動きなので、その前に「側屈→屈曲・伸展→捻る」といった順番でやってみる。
姿勢も立って行うのではなく、側屈や屈曲・伸展は四つ足動物のように四つ這いになってやってみる、そして捻る動きは座位で行うとやる方も緊張しないで楽にやれるのではないかと思われます。
