#204 巷で流行っているエクササイズについて考えてきました

今回のテーマは「巷で流行っているエクササイズを考察-問題点とその改善」

・バランスの良いからだを作ってパフォーマンスする
姿勢改善、からだの不調の改善からスポーツパフォーマンスを高めるといったことまで検索してみると様々なエクササイズが出てきます。
基本的な考え方としては良い結果が出るのであればどんなエクササイズでも問題はなく、「こうでないといけない」というのはありません。

思ったような結果が見られない時、その原因はエクササイズにはありません。
根本を間違えたままでは何をやっても変わりません。
スポーツパフォーマンスを高めたければまずはバランスのとれたからだを作る(中間姿勢)ことです。
中間位で動く感じが掴めるのがデッドリフトです。
一般的なデッドリフトはどこかのタイミングでどこかの筋肉が収縮した感じが見られますが、中間位で動くと全てが一緒に働いているとそういったものは見られません。
エレベーターのようにからだが上下に動いていて止まっているところはありません。
動き続けることで速筋線維が刺激され筋肉に弾力性が生まれますし、膨らみます。
大事なのは重さではなく中間位で動けているかどうかで、動きが理解できれば自然とレベルアップしていくはずです。

パフォーマンスを高めたいのであればパフォーマンスをすることです。
中間位でトレーニングし、練習でパフォーマンスを高める。
ウェイトトレーニングで専門的な動きはできません。イミテーションでしかありません。ウェイトトレーニングはあくまでからだ作りということを忘れてはいけません。
そしてバランスの良いからだを作るためにあれこれいろんかことをやる必要はなくシンプルなものに行き着きます。

・中間姿勢をからだに染み込ませる

中間位で動ける範囲で動かしていれば始めは範囲が狭くても徐々に広がっていきますし、中間位で動いていれば中間位に戻ってくるという考え方はわかっていても自分がきちんと理解できていなければ指導してもそうはなりません。
対象者に指導する前に指導する本人が中間姿勢をからだに染み込ませる必要があります。

中間位でデッドリフトができるようになるために段階があります。
まずは中間位で動ける条件を整える必要があります。
ポイントとなるのは背骨の捻じれを戻すこと。
そうすると脚も整えやすくなり2〜3分くらいの時間で簡単に全身を整えることができるのですが、その背骨の捻じれを戻すアプローチがきちんとできなければ中間姿勢にはなりません。
何度も修正していますが手の当て方、動かし方、相手のからだのどこまで見ているか、緩んだことを相手にきちんと理解させることなど細かなところが足りていないことを痛感しました。

・イスからの立ちあがり

スポーツのパフォーマンスに限らず動きに準備動作・主動作・終動作があり、特に目につくのが主動作です。
ほとんどの指導は主動作の部分の修正を求めますが、主動作は準備動作・終動作の影響を受けているので変えるのは準備動作か終動作です。

それはイスからの立ち上がりでも同じです。
自分の指導をチェックしていただきましたが、立ち姿勢が中間位から崩れてしまっていました。
勝手に立ち上がってしまうという感じが見られないということは自分でも感じていましたが、その原因は立ち上がっていく動作ではありませんでした。
立ち上がり方はイスの座り方や立ち姿勢に出ているというのです。
股関節と踵の距離が不適切だったためにドスンと座っているような雰囲気でそこからベントオーバーしていくと動きにくいために太ももの前に緊張が出てしまい、そのまま立ち上がるので立ち姿勢も崩れてしまっていました。
股関節と踵の距離は自分が思っていたよりも近く、そこから少し息を吐きながらベントオーバーすると勝手にお尻が浮き、息を吐き切るまで待っている間お尻がムズムズする感じが起こり、息を吸いたくなったタイミングで吸うと自然に立ち上がれます。
そこから息を吐いてお尻から下がっていくと自然に元の位置に戻ります。
動作の考え方の基本を忘れてしまっていました。

そこからデッドリフトに進んでいきます。まずは立ったところから軽く沈む程度で緊張なくからだとバーベルを等速で上下に移動するところを繰り返します。適切に行えば小さな移動の範囲でも動き続けることで速筋線維が刺激され、弾力のある筋肉が膨らみを持ってきます。感覚が掴めたところで下からスタートします。沈んでいく際に息を吐くのに合わせて股関節をあそびを取るようなイメージでお尻を落とすとスムーズに戻ることかできます。日頃の指導の中でお尻を引いたりベントオーバーしてしまうケースの動きの修正に課題がありましたが、このような声かけ、誘導ができれば中間位で動いていく感覚を掴んでもらえそうに感じました。

・中間位で動ける条件を整えるための新たなアプローチ

今回、中間位で動ける条件を整えるための新たなアプローチとして手の刺激を教わりました。手のひらや手の甲がからだのいろんなところに繋がっていることを感じました。
親指と人差し指を曲げて腕や脚を動かすと肩や脚の動きがスムーズになったり手首を刺激すると股関節の動きがスムーズになる、中指の刺激すると背中や腰の筋肉の緊張が緩むなど面白い反応が見られました。
前回教わった骨や筋肉の振動刺激もからだを整えるのにかなり有効であることを日頃の指導で感じていましたが、今回の手の刺激はクライアントに日々のケアとしても有効なように感じました。