#199 上肢の整え方を学んできました

今回のテーマは「上肢を整える」でした。

・走る時の腕振り

走る時の腕振りの不適切な動きを適切な動きに直すためにどうすればいいかを考える時に、そもそも自然な肩の動きとはどういうものかがわかっていなければ問題の原因を見つけることはできないし腕振りを直すことはできない。
自然な動きができないということはからだが中間位から崩れてしまっている、緊張しているから動かない。
立ち方を見た時に中間位から崩れているのであれば自然な腕振りができるようにするには中間位に戻すことが解決策となる。
歩く・走るとはからだが移動することで腕や脚を動かしてもからだは移動しないということを理解しておくことも必要。
それがわかっていれば腕や脚の細かな動かし方を指導することが走り方を改善するためにはあまり有効ではないことも理解できる。
何事にも段階がある。
自分の思う理想の動きができるようにするためにどのような段階を踏んでそこまで到達させるかを考えることの大切さを感じた。

・胸郭出口症候群に対するアプローチ

最近、胸郭出口症候群による腕の痺れるような痛みの相談が増えてきていたのでアプローチについて改めて確認をお願いした。
キーポイントになるのは小胸筋だということはイメージできていたが、その部分の緊張がきちんと緩められていないために他の部分にアプローチしても満足のいく結果が見らませんでした。
小胸筋の緊張を緩めるためのポイントは烏口突起。
そこがきちんと見つけられると揺する、ストレッチ→弛緩といった簡単なアプローチで緊張をきちんと緩めることができた。
小胸筋の緊張が緩むと肩や肩甲骨の位置も本来の位置に戻り猫背のような体幹の傾きも直り首や腕、背中・腰の緊張も緩んだ。
姿勢が崩れている方へのアプローチとして小胸筋の緊張を緩めるアプローチの有効性も感じました。

・上肢の捻じれを整える

手をよく使う方は手の指から肩、首まで緊張し、それが体幹、下肢の緊張を招き全身が崩れてしまっているということを感じていたので上肢の崩れを整えたいと考えて上肢にアプローチしてみたが中間位で動かすことがうまくできないことに悩んでいた。
しかし、その問題も上肢の捻じれの原因の捉え方を変えてみると上肢に拘らなくても簡単に解決できた。
それは首、背部の緊張を緩める、体幹を整えるという視点を持つことでした。
上肢は体幹に付いているのだから体幹が崩れたままで上肢を動かしてもスムーズに動くはずはない、逆に体幹が整えば腕も整い緊張も緩むのではないかということ。
実際に首、体幹の緊張を整えると上肢も整い、緊張は緩んだ。
全身の繋がりをイメージすることの大切さを改めて感じました。

・動かし方、サポートの仕方

首、体幹、上肢を整えるために指導の中で行っているアプローチでそれなりに成果は見られるが満足のいくものではなかったのでテクニックに問題があると考えてチェックをお願いした。
実際にやっているところを見てチェックしていただくと首に関しては動かすことにしか意識がいっておらず頸椎が滑り、1番から7番まで順に滑っていく動きのイメージできていなかった。
自分が緩む、動きが良くなるというフォトンを発していないのだから緩む、動きが良くなるような成果が見られるはずもありません。
イメージすることの大切さを感じました。
上肢を中間位で動かす誘導では丁寧にやろうと考えすぎて動きが1つ1つ切れてしまっていて連続的な動きではなくなっていた。
それでは全身の繋がりを使うことができないので整う、緊張が緩むという結果が見られないのも当然だった。
こちらで動かしていくというのではなく相手の腕がいくところまでいかせる、相手にどんなふうに動かされるのかと感じさせるのではなく安心感を与えるようなサポートにすると動きもスムーズで筋肉の緊張も十分に緩められた。
また、新たなアプローチとして背面をさすって脊柱周囲、骨盤周囲の筋肉の緊張を緩めるアプローチも教わった。
圧の強さには気をつけないといけないが簡単に緊張を緩めることができたので普段の指導でも有効な手段だと感じました。

やはりうまくいかないことは自分の潜在的な部分も含めて意識がそういう風になってしまっているということであることを改めて感じました。
今回学んだことを現場での指導で生かして相手の要望にきちんと答えられるよう努めていきたいと思います。