今回のテーマは「一般の方の体力作り」でした。
・一般の方に必要な体力とは
体力というと筋力や持久力、柔軟性くらいをイメージされることが多いですが、行動体力と防衛体力があります。
体力という言葉はコンディショニングという言葉に変わってきましたが、基本的な部分は同じで構成要素である身体的、防衛的、精神的、栄養、休養の5つの柱の中で何が欠けているのかをチェックし、計画的にトレーニングを実施して全ての要素をバランス良く高いレベルアップさせることがコンディショニングになります。
寝ていることや座っていることが多いという人が身体を動かす体力をつけるために歩く、歩かせるという話になることが多いですが、そういった方に歩かせることが本当に適切なのかをよく考えなければいけない。
歩くためにはきちんと二本脚で立てないといけないし、立つためには立ち上がらないといけない、そのように考えてみると寝ていることや座っていることが多い方には歩かせる前にまずはきちんとバランス良く立つ、中間姿勢を取り戻すことではないだろうか。
・ふくらはぎのポンプ
中間位、中間姿勢では血液の循環も重要なポイント。
特に心臓に戻る静脈の流れを正常な状態で維持することは大切。
ポンプがきちんと機能している脛やふくらはぎの筋肉は柔らかく弾力がありますが、冷えがあったり浮腫んでいるような方はパンパンに張っています。
それを元の良い状態に戻すには緊張を緩めること、中間位で動かすことです。
しかし、中間位で動かす感覚を相手にどう感じさせるか、感じ取らせるかは指導していても難しいと感じています。
感覚を言葉で伝えることは難しいし、見本を見せても相手ができるとは限りません。
今回はうまく誘導するための手を当てる、パッドを当てるといったアイテムを活用して行う方法を教わった。
アイテムを活用すると自分もサポートがやりやすいので相手が力を入れることなくスムーズに動かせるようになっていくという変化を感じることができました。
ポジションも仰向け、うつ伏せ、側臥位、イスに座ってなどいろんなパターンでできることを教えていただいた。
相手にとっての快のポジションをパッと思いつかないのが課題です。
ふくらはぎのポンプはいつでもどこでも楽にできるのだから、どんどんやらせる、たくさんやらせることが大切。
・上腕筋膜を緩める
首や背中、腰、お尻の筋肉が硬く、姿勢が崩れてしまっている方が中間位で首や肩、上肢、体幹、下肢を動かすためのアイデアとして上腕筋膜を緩めるを教わった。
実際にやってみると皮膚や筋肉の緊張が緩んで動かしやすくなる、立ちやすくなるなどの変化を感じられた。
筋肉が萎縮しているような方、しんどくて寝ているような方でもでき、緊張が緩んで良い状態になることが期待できるので、さっそくクライアントにもやってもらうようにしようと思った。
また、しゃがむー立つ動作や歩くといった動作でも活用すると動きがスムーズになり動作がやりやすくなったので活用範囲は広いと感じました。
・しゃがむ-立つ動作、歩き方
前回、股関節の屈曲-伸展を骨盤の前・後傾で行うイメージで行うしゃがむ-立つ動作を教わり、現場での指導もうまくいくようになりました。
今回はさらに楽に立ててしまうやり方を教わりました。
足を置く位置をきちんとセッティングすることで立とうとしなくても立ってしまっていますし、足首を緩めるだけで楽に座れました。
さらにプラスして大腿骨を手で掴んで行うことで脚の動きを理解することにも繋がり、さらに楽に動作ができました。
このやり方は歩く時にも使えます。
脚を前に出して歩いてしまう方にスムーズに歩く時の脚の運びのイメージを理解してもらうためにも非常に役立つます。
言葉でいくら説明しても感覚が掴めない方でもこのやり方であれば簡単に歩き方が変わりそうに感じました。
・内臓の刺激
内臓の緊張はリンパや血液の循環不良や股関節の詰まりなどにも繋がるので刺激して柔らかいものにしようとトライしていましたが、クライアントによっては勉強会でやったパターンでは辛いというケースがあった。
そういったケースではどのようにやれば良いのかアイデアが浮かびませんでしたが、ポジションを変える、四つ這いや側臥位でやると受ける方も辛くないし、やる方もやりやすそうでした。
ここでも快のポジションを考えることの大切さを改めて感じました。
最近、また新たな相談が増え、指導の中で課題を感じていましたが、今回教わったことはそれをクリアするための有益なものばかりで充実した学びになりました。
