今回のテーマは「腰の痛みに対するアプローチ」
・問題=意識
腰が痛いという人のほとんどは病院で検査しても組織に異常はない原因不明の痛み。
そういった痛みは痛いという意識が現実化している。
その意識が問題。
相手の雰囲気や態度、言葉などからその人が自分の問題に対してどう考えているかを理解できれば何をしたらいいのかということもわかってくる。
問題を解決するには相手に自分が痛いという意識を発していて、それが現実化しているということに気づかせる、認識させる。
そしてその意識を「問題ない」という意識に変えてあげる。
問題を解決するには中間位に戻すこと。
組織に異常がなければ中間位に戻ればほとんどの問題も解決されるはず。
50:50で動かせていない、崩れた状態で動かしているから問題が起きたけれど、中間位、50:50で動かしていけば筋肉の緊張は緩む、全身が整う、問題ない、大丈夫であるということを認識させる。
方法としては頭部や上肢、下肢、体幹、全身を中間位、50:50で動かしていく。
特に難しいことをする必要はない。
腰の負担を軽くするための方法としては脊柱の屈曲・伸展、回旋、上肢の屈曲・伸展、下肢の屈曲・伸展といったものだけでも十分。
実際にやってみると全身の緊張が緩みバランスも整いました。
・相手と意識を共有する
全身の緊張を緩めてバランスを整えるにはそれほど難しいことをする必要はないが、緊張が緩む、バランスが整う結果を導くにはそうなるように動く、動かさないといけない。
その時に指導する側と相手が意識を共有できるかどうかが大きく関わってくる。
例えば脊柱の前屈の動作でも椎骨が1つ1つ動けば普通なら前屈が硬いということにはならない。
背部・腰部・臀部の筋肉は柔らかくしかならない。
からだが硬いという人に対しては硬い理由を説明し、解決策を伝えてあげる。
中間位、50:50で使っていないから硬いだけ、50:50で使ったら問題なくなる、良い状態をで維持できるはずという方向に持っていってあげる。
そのためには指導する側は中間位で椎骨が1つずつ動くイメージを持って行い、相手にもその動きを理解させられるような言葉がけや誘導、サポートする。
・意識でうまくいかなければ技術の問題
中間位に戻せば、中間位で動かせば問題は解決されるはずという意識を持ってやってみてもうまくいかない場合は技術の問題。
日頃の指導の中で使う手技、肩の挙上(肩甲帯のバランスを整える)、股関節の屈曲・伸展(90°〜120°、120°〜150°)のテクニックをチェックしていただいたが、うまくいかないのは相手が緊張するような動かし方をしている、動きや動かす方向を自分で決めてしまっているなどの問題があった。
動きを1・2・3というように切ったり、脚の持ち方(添える、支える)を変えたり、動かした時の太ももの筋肉の見え方など細かな部分についてアドバイスいただき修正するときちんと緊張も緩んだ。
さらにどの筋肉が緩んでいるのかという意識を共有したり、どこが緩んでいるということを意識することをプラスすると緊張の緩み方にも大きな差が出た。
・それをやる目的は何なのか
思ったような結果にならないのは目的とやり方が合っていないということもある。
どうしたいのかという目的に対して自分が考えたやり方が不適切であれば思ったような結果になるはずがない。
勘違い、捉え違いしていないかということをチェックしていくことも大事。
必ずそうしかならないという心持ちで指導にあたっていてもうまくいかないことには原因がある。
教え方はもちろんですが、相手が理解できていない、勘違いしているといったように相手に問題があるケースもある。
動きには現実が現れているので相手が発している意識をきちんとキャッチできるように日々指導技術を磨いていきたいと思います。
