#191 世間で流行っているエクササイズについて考えてきました

今回のテーマは「世間で流行っているエクササイズを考察-問題点と改善」でした。

・原因の捉え方の問題

姿勢が崩れている、スタイルが崩れている、持っている能力が十分発揮できないなどいろいろな問題や悩みが改善しないのは相手のからだの状態や原因の捉え方を間違えていることが多い。

猫背や反り腰であるのはどこか一部の筋肉が硬い、筋力が弱いからといった部分だけの崩れではなく、全体が崩れているから。
中間位で立てていればそういう部分的な問題も起きないはず。
部分の問題は全体の問題。
そのためにすることは中間位に戻すこと。
全体が良くなれば部分も良くなる。そうしかならない。
中間位という視点で考えればもっとシンプルに考えられる。

現場で指導していて思ったような結果が見られないケースも同じことでした。
浮腫む、血圧が低い、咳き込む、肺に水が溜まるという循環系の問題ではからだの状態はどうか?皮膚や筋肉は弾力があって柔らかいか?といった中間位の条件が満たされていないことが原因。
皮膚や筋肉が良い状態になればからだの動きもスムーズになり機能も正常に働くはず。

股関節の可動域制限があるケースでも関節に可動域制限があるのは中間位でないからそういった問題が起こっているとしか考えられない。
お尻や太もも、腰、背中、肩、首の皮膚や筋肉が柔らかく弾力があるのに関節の動きに問題があるならまた別の原因を探らないといけないが、実際には皮膚や筋肉の緊張が十分に取りきれていなかった。
関節が動かないのは筋肉がきちんと動いていない、関節を動かすものが正常に働いていないから。
中間位についてわかっているつもりでしたが、こういった視点が足りていませんでした。

・動く、動ける条件を揃えてあげる

姿勢の崩れ、循環系の問題、関節の問題も全体が崩れてそこを訴えているだけなので部分的なアプローチでは多少変化があるかもしれないがほとんど変わらない。
動く、動ける条件を整えてあげること、それがからだを整えるということ。

身体調整で筋肉の緊張をきちんと取るには高いテクニックレベルが求められるが、十分なレベルではない場合でも様々なアイテムを活用して先に緊張を緩めておくと同じくらいの成果が期待できる。
今回は銅板を背部や臀部、大腿部や下腿に貼ってみるというアプローチを試してみた。
全身に貼るだけで緊張が緩むが時間の経過と共にさらに緩む感覚があった。
からだも動かしやすくなり、これならテクニックのレベルが十分でなくても緊張をきちんと緩められそうに感じた。
その時の皮膚の感覚が今までにない新たな感覚がありました。
さらに中間位を具体的にイメージできました。

・ポジション、動きのバリエーション

指導のテクニックについてもチェックしていただきましたが、知識として持っているものは動きに見られるが、中間位で動いている、全部が繋がっているというようには見えなかった。

量子力学の観点から見ると指導している側、受けている側が何を感じているか、動画でも読み取ることができるので緊張が緩まない、動きがなかなかスムーズにいかないなど自分が感じているということを見抜かれてしまいました。
うまくいかない原因はポジションや動かし方、誘導にあった。

立っていると緊張するから座位でやれば楽だろうと考えていましたが、緊張している人にとってはあまり楽ではない。
インクラインベンチを使ったり、仰向け、うつ伏せでやった方が相手ももっと力が抜けたのではないかということだった。
やることにばかり意識がいってしまい、そういったポイントに全く気がついていませんでした。
良いポジションでやればどんどん緩んできて、手脚もぶらぶらの感じで動く。

動きのバリエーションがいくつ出てくるかも課題。
肩を上げる動作1つでどれくらいのバリエーションが出てくるか、引き出しをいくつも持っておくと自分のアプローチがうまくいかないなということに気づき、違うやり方に変えられる。気づいた時が一番現実化しやすい。
うまくいかない時でも「けれども、ああしたらうまくいくんじゃないか」という気持ちを持っておくことが大切。

・人は意識だけで変わる

意識が変わればからだは変わるが、潜在意識が入ってくるので意識を変えるのは難しい。
そういう時にはワンクッション入れる。
それが快で動かす、中間位で動かすこと。
それだけでなく相手に緩んでくる、気持ちが良いと思ってもらったり、ポジティブは声かけをしてあげると緩み方に大きな差が出る。

・スポーツ動作、スポーツパフォーマンス

投げる、走る、打つといった動作やパフォーマンスに関して分析のレベルが高くなることでいろいろな情報が入ってくるが、動きが悪い、持っている能力が十分に発揮できないのはからだは繋がっているはずなのに全体が綺麗に使えていないだけ。
目的は全身がスムーズに動くように持っていけばうまくいくはず。
それを上肢、下肢といった部分で直しても全体は綺麗には使えない。
中間位で動けているか、皮膚や筋肉は弾力があって柔らかいかチェックしてみる。

全身が綺麗に流れるように動ければ疲れないし筋肉が張ることも少ないはず。

動きを見た時にシンプルか?流れるような動きに見えるか、スムーズに動いている時に欠点は見えない。

・意識は1つに絞る

スポーツ動作でも部分的なものが多い。それが余計に動きを悪くしてしまう。
投げる動作なら立って、前へ行って、バンだけでいい。
そうすると動きがズレたり狂ったりすることも少なくなる。
基本的な動作のやり方は教えないといけないが、相手ができているか・いないのかをきちんと見ておかないといけない。
できているのにまだ手脚の細かなことを言いすぎるとマイナスになってしまう。
量子力学の観点からも意識は1つに絞る方が現実化しやすい。

巷で流行っているエクササイズの問題点を考えることで自分の考え方、からだの見方や問題の原因の捉え方を見直す良い機会になりました。
量子力学の観点からの話をいろいろ伺うことで中間位をより具体的にイメージできるようになりました。
これを普段の指導で生かしていきたいと思います。