腰痛すべり症で腰の痛みで悩んでいるという方からトレーニングの依頼が来ました。
医師から筋肉を鍛えるように言われたが痛くてできないということでした。
どうしてすべっているのか?という原因を考えてみると、体幹の筋肉の緊張のバランスが崩れて背骨の自然な真っ直ぐが崩れてしまったからと考えられます。
実際、その方の姿勢を見ると、
・首が前に倒れている、捻じれている
・体が捻れている(肩、腰が左右で高さが違う)
・猫背
・反り腰
といった立ち方をしていて、痛みの出ている部分にストレスがかかるような立ち方をしていました。
全身の筋肉の緊張度のバランスが崩れてしまったために腰に大きなストレスがかかるようなこともなくなって痛みを感じることもなくなるのではないかと考え、まずは全身の筋肉の緊張をゆるめて緊張度のバランスを整え、自然な立ち姿勢を取り戻して重力をきちんと受けられる態勢に戻してみました。
やったことは“痛くない”ものだけです。
腰が痛くて動かせなくても肩甲骨が動かせるなら肩甲骨を動かしたり、他にも骨盤、股関節、膝、足首などを動かしてみたり、呼吸で筒状の体幹を取り戻してみたり。
腰も痛くない動きがあればそういったものをやったり、やり方に問題があって痛い動きも適切なやり方で動かしてみると痛くなかったりしました。
そういう考え方で運動をしてみるとできることはたくさんありました。
それで結果的に捻じれていた体も真っ直ぐな良い立ち姿勢に戻って腰の痛みも改善しました。
腰痛がすべっている=痛いというわけではないということです。
現在、筋肉の緊張をゆるめて姿勢を整えるトレーニングを半年くらい経過したところですが今では腰の痛みも改善してきています。
腰痛というと腹筋強化、筋トレという発想をしてしまいがちですが、緊張して硬くなってしまっている筋肉を鍛えても筋肉が大きくなるようなことはありません。
崩れてしまったバランスは元に戻すことです。
そのためには全身の筋肉を弾力のある柔らかい状態に戻す、ゆるめて整えてあげることです。
