長く歩くと太ももが張って脚が動かなくなる。改善するにはどうすればいい?

今回は長く歩くと太ももが張って脚が動かなくなるという相談。
筋肉痛が2日くらい続き、その時はイスの座る-立つ、歩くが大変。
3日くらいすると張りも楽になって少しずつ動くようになるとのこと。

歩くと問題が起きるということは歩き方に問題が考えられます。
歩き方に問題がある場合、立ち方に問題があることがほとんどです。

立ち方をチェックしてみると、
・首が傾いて捻じれている
・肩を後ろに引いている、腕が体側にくる
・猫背
・肩甲骨を寄せている、左右で高さが違う
・腕が捻じれて肘がきちんと伸ばせない
・手首が硬い、手の指が曲がってきちんと伸ばせない
・反り腰
・肩、腰が左右で高さが違う
・O脚
・足のアーチの低下
・足の指が曲がってきちんと伸ばせない
など全身が緊張し、バランスが崩れてしまっていました。

歩き方を直すには立ち方を直す必要があります。
○首のバランスの崩れを戻す(前後左右に倒す、左右に捻る)
○上肢、肩甲帯のバランスを整える(肩甲骨の挙上、上方回旋)
○脚の捻じれを戻す(股関節の屈曲・伸展、内転、外転)
○足部、足趾の崩れを戻す(足の指を伸ばす、曲げ伸ばし)
といった感じで全身の緊張をゆるめてバランスの崩れを整えると二本脚でバランス良く立てるようになりました。

立ち方が良くなると、脚を前に出そうとしなくても「前に行こう」と思うだけで脚が勝手についてくる感じで歩けるようになりました。
しばらく歩いてみてもらっても太ももが張ることもありませんでした。
むしろ歩くことで太ももの前や外側、ふくらはぎといった筋肉の緊張がさらにゆるみ、日頃感じることがなかったお尻の筋肉が働く感覚がわかったようで歩きはさらに楽になったようでした。

歩き方に問題がある時は歩き方を直して問題を解決するというやり方もありますが、立ち方からチェックしてみるともっと簡単に問題が解決できるかもしれません。