片脚立ちでふらついてバランスが悪い。体幹が弱いからでしょうか?

今回は片脚立ちでふらついてバランスが悪いのをなんとかしたいという相談。
両方ともダメなのではなく、片方ですぐにふらついてしまうとのこと。
ご自身では体幹が弱いからではないかと考えているようでした。

まず立ち方を見てみると、下半身だけを見ても
・O脚気味
・足のアーチの低下
・足の指の崩れ(外反母趾)
といった感じできちんと二本脚で立てている雰囲気がありません。

上半身を見ても、
・首が前に傾き、捻じれもある
・猫背(体幹の傾き)
・肩、腰が左右で高さが違う(体幹の捻じれ)
・肩を後ろに引いて腕が体側にくる
・腕が捻じれて肘がきちんと伸びない
・左右の肩甲骨の位置、高さが違う
など首、上肢、肩甲帯、体幹のバランスも崩れてしまっていました。

捻じれたり傾いたりバランスが崩れた首、上肢、肩甲帯、体幹を支える脚もバランスが崩れてしまうのは当然です。

問題を解決するには体幹を強化することではなく、全身のバランスを整えることです。

首、上肢、肩甲帯周囲の緊張をゆるめ、脚や足の緊張をゆるめると体幹の捻じれや傾きが戻って立ち方が良くなりました。

そうして改めて片脚立ちをしてみると左右ともふらつくこともなくなりました。

二本脚でバランス良く立てないのに片脚立ちでバランス良く立てるはずもありません。
まずは二本脚できちんと立てているかを見直してみる、バランスが崩れていれば戻す。それだけです。

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