腕を回すと肩が引っかかる感じがして痛い。改善するにはどうすればいい?

今回は腕を回すと肩が引っかかる感じがして痛いという相談。
安静にしている時には痛みがないが回すと痛い。

何かをすると痛いという場合、原因はその動作にあります。
今回のケースでは腕の回し方が原因です。

いつもやっている回し方の動作をチェックしてみると腕を伸ばして前から後ろ、反対回しでは後ろから前に向かって回していました。
痛みは腕を上げたところで肩の後ろ部分。

そもそも肩はリラックスして立った時に30°前方を向いていますので前後に回しても肩甲骨の溝の中をボール状になっている上腕骨頭が綺麗に滑るようには動けません。
肩の向きから考えると内回し、外回しのイメージです。

また、腕を伸ばすという意識も問題です。
腕を伸ばそうとすると肩の筋肉が緊張します。
そうすると動きにブレーキをかけます。
ブレーキがかかれば関節は滑るような動きはできません。

腕を伸ばす意識をやめ、腕が上がってくる方向に気をつけてやってみると痛みなく回すことができました。
動かし始めは関節からゴリゴリ音が鳴っていましたが、しばらく続けると音が小さくなり、最終的には大きく回せるようになりました。

腕回し、肘回しもいろいろなやり方がありますが、肩甲骨の溝と上腕骨頭のボールを滑らせるイメージでやりたいのであればこういったポイントに気をつけてやってみると気持ちよくできると思います。

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