頚椎の隙間がなくなってしまっていて首が痛い。改善するにはどうすればいい?

今回は首の痛みの相談。
首の痛み、吐き気がするということで病院へ行ってレントゲンを撮ってみたところ頸椎の隙間がなくなってしまっていた。
頚性神経筋症候群と診断されたそうだが、原因は年齢のせいと言われたそう。
病院では首の牽引をしてもらったり、自宅で首の筋肉を鍛えるメニューをもらって取り組んでいるが日常生活の中で料理をしたり掃除をしたりする際に頭を前に倒した時に首の後ろが痛くなるし、首の動きも悪くて右にスムーズに回せないとのこと。

身体の状態をチェックしてみると、
・首が前に傾き、頭が前に出てしまっている
・頭は右に倒れている
・肩、腰の左右の高さが違う
・腕は捻じれていてきちんと伸ばせない、左右で位置が違う
・背中が丸くなっている
・腰は反り気味
・全身の筋肉が緊張して硬くなっている
・呼吸が浅い
など全身に捻じれ、傾き、崩れ、筋肉の緊張が見られました。

首に大きな問題が起きていますが、体幹に捻じれや傾き、歪みといった崩れが起きているわけですから首だけ直しても全身のバランスは戻らずまた痛みが起きてしまうことが考えられます。

問題を解決するために体幹の崩れを直しておくことも必要です。
体幹のバランスの崩れは肩甲帯(鎖骨、肩甲骨、上腕骨)のバランスの崩れによって起こります。

肩甲帯のバランスを整えるには腕の捻じれを解除する必要があります。
肩甲帯のバランスを取るための方法は肩甲骨を上げ・下げすることです。

しかし腕が内側に捻じれると胸の筋肉が収縮し、体は猫背になります。
そして捻じれた方の肩は上がり、頭はそちら側に倒れますのでスムーズに肩甲骨を上げ・下げすることができません。

腕の捻じれを解除するには筋肉の緊張をゆるめることです。
胸や首筋、背中や腕、前腕、掌、手の甲をさすると緊張がゆるみます。
緊張がゆるんで腕の捻じれが直ると体幹の崩れが直り、首の傾き、頭の位置のズレも修正されました。
その状態で肩甲骨を上げ・下げしてみるとスムーズに動くようになり、肩甲帯のバランスも取れました。
首の筋肉の緊張もゆるんで右の回しにくさも軽減されました。

首もさすると首の緊張がさらにゆるんで動かしやすくなりましたが、左右に回す、前後に倒す時の動かし方に問題があったので修正すると右の回しにくさもなくなり首の痛みも気にならなくなりました。

捻じれたり傾いたり歪んだりと身体に崩れが起きている時は筋肉が緊張しているからです。
筋肉を強くしても痛みや不調が良くなることはありません。

本来のノーマルな状態であれば痛みや不調はないはずです。
ノーマルな状態でいるために必要なことは身体の機能がいつも問題なく働くことです。
筋肉を強化することはその目的には合いません。